ロボットメーカーの株式会社FUJIは6月9日、同社の元代表取締役会長・社長である大津谷輝男(おおつや・てるお)氏が5月16日に肺炎のため逝去したと発表した。享年96。葬儀は近親者のみで執り行われ、お別れの会などの開催予定はないという。
その後も電子部品実装ロボット「CPシリーズ」などの開発を推進し、同事業を同社の成長の柱に育て上げた。1989年には愛知県岡崎市に電子部品実装ロボットの組立・出荷拠点となる新工場を新設。1997年度には売上高1,000億円を達成し、企業としての飛躍を支えた。
1999年には産業界の発展と国際協調への貢献が認められ、藍綬褒章を受章している。