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地盤改良の新工法、国交省が「推奨技術」に選定、技研製作所のフライホイール式オーガ採用

 建設機械メーカーの技研製作所(高知市)は5月30日、同社が開発した「硬質地盤クリア工法(フライホイール式パイルオーガ)」が、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)において「推奨技術」に選定されたと発表した。NETISの推奨技術に選ばれるのは、同社としては5件目となる。

 この工法は、鋼管杭の打設時に用いる専用の掘削装置「パイルオーガ」にフライホイールを搭載し、回転エネルギーを効率的に活用することで、硬質地盤への施工を可能にした。従来の圧入機による掘削補助と比べ、エネルギー効率や施工性、安全性に優れるという。

 NETISは、国交省が新技術の活用促進を目的に整備したデータベースで、推奨技術に選定されると、公共工事での活用が一層促進される。今回の評価にあたり、同工法は複数の現場での施工実績に加え、施工精度や省力化効果、環境負荷低減の点でも高く評価されたという。

 技研製作所は「今後も施工現場のニーズに応える技術開発を進め、持続可能な社会基盤づくりに貢献していく」としている。

 ニュースリリース

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