また、受注高は、電気自動車向け設備投資の落ち込みの影響で高速プレス機が大幅に減少するとともに、上期まで堅調だった個別プレス機も後半伸び悩み62,603百万円(20.9%減)となり、受注残高は受注減少により63,303百万円(17.5%減)となった。
鍛圧機械製造業界においては、国内及び輸出案件双方の減少により、2024年度の受注は前期比13.2%減の129,966百万円(一般社団法人日本鍛圧機械工業会プレス系機械受注額)となった。
アイダエンジニアリング2025年3月期データ
■セグメントごとの経営成績
日本: 中・大型プレス機(個別プレス機)、汎用プレス機、サービス売上の増加により売上高は46,609百万円(前期比8.6%増)となり、セグメント利益は増収とプレス機の採算改善等により2,810百万円(152.7%増)となった。
中国: 高速プレス機売上が増加したものの、個別プレス機と汎用プレス機の売上が減少し、売上高は11,704百万円(0.8%減)となり、セグメント利益はミックスの改善により838百万円(同5.1%増)となった。
アジア: 汎用プレス機売上が減少したものの、個別プレス機売上の増加及び円安の影響により、売上高は前期並みの10,835百万円(0.0%減)となり、セグメント利益は粗利率の低下等により510百万円(同57.2%減)となった。
米州: 個別プレス機やサービス売上の増加及び円安の影響により、売上高は18,241百万円(13.7%増)となり、セグメント利益は増収やプレス機の粗利率改善により1,288百万円(224.4%増)となった。
欧州: サービス売上は堅調に推移したものの個別プレス機と高速プレス機の売上の減少により、売上高は14,773百万円(10.5%減)となり、セグメント利益は粗利率の改善があったものの減収の影響により202百万円(31.2%減)となった。
■今後の見通し
次期の見通しについては、売上高は760億円(以下、前期比2.6%増)、営業利益は58億円(4.9%増)、経常利益は60億円(7.9%増)、親会社株主に帰属す る当期純利益は42億円(17.7%減)を予想している。
アイダエンジニアリングの2025年3月期決算短信
決算説明資料