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荏原製作所、札幌ポンプ場・分水施設(北海道)に送水ポンプ5台を納入

 荏原製作所は4月11日、石狩西部広域水道企業団発注の札幌ポンプ場・分水施設(以下:本機場)に送水ポンプを5台納入したと発表した。

■背景
 近年、大雨などによる災害で水源や水道施設が被害を受ける事例が発生していることから、札幌市では安定した水源や送水経路を複数確保するため、従来の豊平川以外に当別ダムを水源とした水道水供給の施設構築が進められた。これにより、一方の送水経路が事故や災害で被害を受けて送水ができない場合でも、安定的に家庭や職場に水道水を届けることができるようになる。上水道に関わるインフラ施設のひとつである本機場も、今後ますます重要な役割を担っていく。

■概要
 当別ダムから取水された水は、浄水施設を経由し本機場に送られる。本機場では、荏原製作所のポンプにより安定した水量や水圧で西部配水池に送水され、その後、札幌市内の各家庭や職場に安全に届けられる。

<工事諸元>(抜粋) 両吸込渦巻ポンプ (300✕200CKNM型):
Φ300✕200mm×7.7m3/min×117m×260kW 5台
工期:2023年3月10日~2025年3月21日
施工場所:札幌市北区屯田町860番7ほか

■今後の展開
 荏原製作所は、雨水排水機場では国内トップのポンプ納入実績を持ち、現在も新設はもちろん更新や改造など多くのプロジェクトを遂行中。荏原が掲げる長期ビジョン「E-Vision2030」では、「地球にやさしい社会、安全・安心に過ごせる社会インフラ、水や食べるものに困らない世界」を支え、「持続可能な社会づくりへの貢献」を目指している。

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