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VDMA (ドイツ機械工業連盟)会長、「関税は大西洋の両側に損害を与える」

 VDMA (ドイツ機械工業連盟):2025年4月3日

 ドナルド・トランプ米大統領が発表した一律の懲罰関税について、VDMAのBertram Kawlath(バートラム・カウラス)会長は次のようにコメントしています。

 ドナルド・トランプ米大統領が発表したEUからの全ての製品に対する20%の包括的懲罰的関税は、大西洋の両側で損害を引き起こしています。懲罰的関税は二国間の貿易問題を解決するのではなく、むしろ孤立の悪循環につながります。なぜなら、EUは米国の関税に対して対抗関税で対抗する可能性が高いからです。

 調査では、会員の約60%が米国の懲罰的関税により大きな、あるいは大きな影響を受けていると回答しました。しかし、機械工学やプラント工学への正確な影響は現時点では予測できません。

 EUと米国間の関税は課されるべきではなく、廃止されるべきです。なぜなら、関税は両地域の生産者と消費者に損害を与えるからです。

 トランプ米大統領が計画する米国産業の強化において、米国企業は特定の主要技術について機械設備の外国サプライヤーに頼らざるを得ません。ドイツおよびヨーロッパの機械工学企業は、何十年にもわたって信頼できるサプライヤーとして利用されてきました。

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。

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