メック(兵庫県尼崎市)は3月14日、新たな国内拠点「北九州工場(仮称)」の稼働時期を2025 年10 月(予定)から2026年 12月(予定)に変更すると発表した。
■変更の理由
同社の製品技術は、電子基板・部品の製造工程に使用され、特に、半導体を搭載するパッケージ基板製造工程の一部においては世界的に高いシェアを獲得している。半導体・デジタル産業の拡大・発展が進むなか、今後の事業拡大を見据え生産能力を確保し顧客への供給責任を果たすため、既存工場において生産能力を増強し、さらには新工場建設に向け準備を重ねている。
このような状況のもと、同社は中長期的な視点から、再度同社に関連する市場環境や技術動向等を精査した。その結果、同社は今後の事業拡大を見据えた生産能力の確保に加えて、前回公表時点での想定よりもより広範な製品需要に対応する必要性を認識し、新工場の製造設備計画を大幅に見直すことにした。この見直しに伴い、稼働開始時期が再度後ろ倒しとなる見込み。
<事業計画の概要>
名称:メック株式会社 北九州工場(仮称)
所在地:福岡県北九州市若松区向洋町 10番
敷地面積 :29,889㎡
着工時期:2024 年8月
総投資額:約 47 億円(土地取得費含む)
投資計画:自己資金および負債調達による充当(予定)
生産能力:約 30,000t/年(予定)
新規雇用従業員数:10~20名(予定)
稼働開始時期:2026年 12月(予定)