財務省が1月30日に発表した貿易統計(確報速報)によると、2024年(1~12月)の建設用・鉱山用機械輸出額は前年比10.0%減の1兆7,684億円(億円以下切捨て)となった。
主力機種である油圧ショベル(新車)の金額は、同21.6%減の6,900億円、数量は同24.4%減の40.784台となった。仕向地別では、台数で56%、金額で54%を占める最大の輸出先であるアメリカ向けは、金額では前年比18.0%減、2位のオランダは43.2%減、3位のトルコは23.4%増となった。次いで、オーストラリア、ベルギー、英国の順。数量ベースでは、アメリカ、オランダ、トルコ、オーストラリア、オーストリアの順。
ミニショベル(新車)の金額は、同15.4%減の3,458億円、数量は同25.6%減の75,581台。金額ベースによる上位輸出先は、アメリカ、オランダ、オーストラリア、タイ、韓国。台数ベースは、アメリカ、オランダ、オーストラリア、タイ、韓国の順。
ミニショベル(中古車)は同27.6%増の196億円、数量も同23.2%増の18,606となった。金額ベースによると、上位輸出先は、ベトナム、台湾、中華人民共和国、フィリピン、香港の順。数量では、ベトナム、台湾、フィリピン、タイ、マレーシアの順となっている。
<参考>
建設機械輸出推移2024(財務省)(5年間)
*統計類は、速報ベースのため、年計では数字が異なる場合もあります。