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財務省貿易統計、2024年の建設・鉱山機械輸出は10%減の1兆7,684億円

 財務省が1月30日に発表した貿易統計(確報速報)によると、2024年(1~12月)の建設用・鉱山用機械輸出額は前年比10.0%減の1兆7,684億円(億円以下切捨て)となった。

 地域別によると、アメリカ向けは前年比5.5%減の8,954億円、EU向けは同27.4%減の2,301億円、アジア向けは横ばいの2,521億円。この3地域で建設用・鉱山用機械全体の78%(2023年=77%)を占めた。アジア向けのうち、中国向けは同12.0%増の167億円、ASEAN向けは同3.8%減の1,519億円、韓国向けは同13.7%増の170億円となった。

 主力機種である油圧ショベル(新車)の金額は、同21.6%減の6,900億円、数量は同24.4%減の40.784台となった。仕向地別では、台数で56%、金額で54%を占める最大の輸出先であるアメリカ向けは、金額では前年比18.0%減、2位のオランダは43.2%減、3位のトルコは23.4%増となった。次いで、オーストラリア、ベルギー、英国の順。数量ベースでは、アメリカ、オランダ、トルコ、オーストラリア、オーストリアの順。

 油圧ショベル(中古車)の金額は、同12.6%増の862億円、数量は同20.0%増の21,624台となった。金額ベースによる上位輸出は、ベトナム、台湾、アメリカ、マレーシア、タイの順。台数ベースの上位輸出先は、ベトナム、台湾、マレーシア、タイ、フィリピンの順。

 ミニショベル(新車)の金額は、同15.4%減の3,458億円、数量は同25.6%減の75,581台。金額ベースによる上位輸出先は、アメリカ、オランダ、オーストラリア、タイ、韓国。台数ベースは、アメリカ、オランダ、オーストラリア、タイ、韓国の順。

 ミニショベル(中古車)は同27.6%増の196億円、数量も同23.2%増の18,606となった。金額ベースによると、上位輸出先は、ベトナム、台湾、中華人民共和国、フィリピン、香港の順。数量では、ベトナム、台湾、フィリピン、タイ、マレーシアの順となっている。

<参考>



 

 

 

 

 

 

  建設機械輸出2024年総括表(財務省)

    建設機械輸出推移2024(財務省)(5年間)

 油圧ショベル輸出2024年(財務省)

 ミニショベル輸出2024年(財務省)

 *統計類は、速報ベースのため、年計では数字が異なる場合もあります。


 

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