HD Hyundai Infracore (HD現代インフラコア ):2025年2月4日
(*1ウォンは0.1円)
・年間売上高4兆1,142億ウォン、営業利益1,842億ウォン。
・世界需要の減速の中で、市場地位の強化に注力…中長期成長基盤を構築。
・次世代新モデルとエンジン工場への投資で市場回復に向けた競争力を先取り
HD 現代インフラコアは2月4日(火) 、2024年の年間売上高が4兆1,142億ウォン、営業利益が1,842億ウォンを記録したと発表しました。
世界的な建設機械市場縮小の長期化により売上高は前年比11.7%減少し、建設機械販売の減少やマーケティング・物流費などの変動費増加により営業利益は前年比56%減少しました。
建設機械事業部門は、売上高、営業利益ともに減少しました。売上高は、金利引き下げの遅れや北米、欧州などの先進市場での需要低迷が続いたことなどから2兆9,723億ウォンにとどまり、営業利益は販売促進のためのマーケティング費用や製品開発・物流費の増加により前年比で大幅に減少しました。
需要の低迷は当面続くとみられますが、HD現代インフラコアは、地域市場での地位をさらに固めることに重点を置き、現地化製品ラインアップの強化や販売網の拡大を計画しています。
エンジン事業部門は、売上高は前年比で若干減少しましたが、国・地域別の差別化された製品供給により収益性が高まり、2桁の営業利益率を維持しました。
エンジン事業部門は、既存市場での堅調な販売動向と新規市場への進出を背景に、安定した製品需要により成長を続けると予想されています。最近、HD現代インフラコアは、防衛・超大型発電エンジン、環境に優しいバッテリーパックの中長期成長ドライバーを確立するために、エンジン工場設備に1400億ウォンを投資しました。
今年は、米国や欧州などの先進市場で世界の建設機械市場が回復し、新興市場にも波及すると予想されています。建設機械の最大市場である北米では、米国大統領選挙後のインフラ投資の拡大と国内回帰政策により、早ければ下半期から本格的な業績改善が見込まれています。欧州では、金利引き下げと新製品需要の増加に伴い、需要が徐々に回復すると見込まれています。比較的不確実性が高い新興市場では、資源国を中心に政府主導のインフラ投資も下半期から活発化すると予想されています。
HD現代インフラコアの関係者は次のように述べています。
「米国など主要国の政治・経済不安が段階的に解消され、インフラ投資が流入し、建設機械需要も徐々に回復するでしょう。次世代新モデルの発売や未来志向の新規事業への投資など、市場の転換点に向けた先制的な競争力強化に引き続き注力していきます。」
ニュースリリース
*リリース内容から「ですます調」で表記しています。