・上海市とカーボンニュートラルに関する包括的提携契約を締結
トヨタ自動車は2月5日、中国上海市政府とカーボンニュートラルに関する包括的提携を契約し、上海市金山区（上海市 南西）において、新たにバッテリーEV（BEV）・電池の開発・生産会社を独資で設立することを決定したと発表した。
トヨタは上海市政府との提携により、水素エネルギー、自動運転技術、電池のリサイクル再利用などの分野で、中国政府の2060年カーボンニュートラル達成に貢献していく。その手立ての一つとして、現在、中国で多くの顧客が買い求めている新エネルギー車の市場に対し、中国の顧客のニーズを織り込んだクルマを、より迅速に提供することが重要と判断し、新会社設立に至った。
新会社では、レクサスブランドのBEVを新規に開発し、2027年以降に生産開始予定。生産能力は当面年間10万台程度であり、立ち上がり時は約1,000人程度の新規雇用を計画している。
トヨタは、これまで中国第一汽車集団有限公司、広州汽車集団株式有限公司を始めとしたパートナーと、中国の顧客に笑顔を届けるべく努めてきた。これからも「町いちばん」の企業を目指し、「幸せの量産」の実現に向け、パートナーの皆様とも全力で取り組んでいくとしている。