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三菱ロジスネクスト、国内の事業体制を再構築、全国の直系販売会社を再編

・2025年10月1日付で新会社(仮称:ロジスネクストジャパン株式会社)を設立

 三菱ロジスネクストは1月23日、2025年10月1日付で、国内市場で三菱ロジスネクスト製品の販売・サービスを担当する直系の販売会社、並びに国内営業本部を含めた事業体制を再編することを決定したと発表した。

 この再編により、事業運営の効率化をはじめ、より迅速かつ的確な市場動向・顧客ニーズの把握、それに基づく販売・サービス戦略の徹底などにより、国内の物流機器・システム市場における顧客へのサポート体制を強化する。

 具体的には、三菱ロジスネクストの100%子会社として各種製品の販売・サービスを担当する直系販売会社であるロジスネクスト北海道、ロジスネクスト東北、ロジスネクスト関信越、ロジスネクスト東京、ロジスネクスト中部、ロジスネクスト近畿、ロジスネクスト中国、ロジスネクスト四国、ロジスネクスト九州の計9社のうち、ロジスネクスト北海道を除く8社について、ロジスネクスト近畿を存続会社とする吸収合併により、2025年10月1日付で新会社(仮称:ロジスネクストジャパン株式会社)を設立する。

 この新会社設立に合わせ、三菱ロジスネクストにおいて国内市場向けの販売・サービス事業を管理・統括する国内営業本部から企画・管理などの一部機能を移管する。従来、三菱ロジスネクストと各販売会社で個別に所掌していたマーケティング機能の統合による効率化だけでなく、コーポレート機能も強化することで、顧客や従業員などのステークホルダーへの貢献や、安全・環境対策を重視した体制の構築とともに、実効性の高いコーポレートガバナンスを実現する経営体制も整備する。

 さらに新会社は、全国各地に拠点を有し、三菱ロジスネクストとの契約に基づき独自に三菱ロジスネクスト製品の販売・サービス事業を展開するオーナー系販売会社とも連携することにより、三菱ロジスネクストグループが強みとする幅広い顧客との接点を活かして、国内のあらゆる物流シーンで顧客にソリューションを提供する。

 ロジスネクスト北海道については、新会社設立と同日付で、北海道地域を地盤とするオーナー系販売会社である北海道運搬機に対し、三菱ロジスネクスト保有株式を譲渡することにより、事業を移管する。同地域の市場・顧客ニーズに即した販売・サービスを得意としてきた同社が事業を継承することにより、今後設立される新会社とともに日本全国における三菱ロジスネクストグループによる製品販売・サービス事業のさらなる充実・拡大につなげる。

 これらの施策により、三菱ロジスネクストグループの国内事業の再構築をはかり、全国の顧客の物流に関する課題の解決に向けた提案・サポート力の向上と、そのために必要な事業体制の強化を進めていく。

<新会社の概要>
会社名:ロジスネクストジャパン株式会社(仮称)
統合方式:ロジスネクスト近畿株式会社を存続会社とする8社吸収合併(適格合併)
本店所在地:京都府長岡京市(三菱ロジスネクスト本社と同住所)
資本金:1億2,000万円 ※直系販社8社資本金合計額
売上高:1,620億円(2023年度)※直系国内販売会社8社単純合計
総資産額:684億円(負債額593億円)(2024年3月31日時点) ※直系国内販売会社8社単純合計
従業員数:約3,600名(設立時見込み)

 ニュースリリース

 

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