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カナデビア (旧・日立造船)、子会社がバイオガスプラントのアセットマネジメント会社を買収

・既存バイオガスプラントおよび事業開発、運営に関するノウハウを獲得

 カナデビア(旧・日立造船)は1月8日、100%子会社で、ごみ焼却発電プラントやバイオガスプラントの EPC(設計・調達・施工)、 運営・メンテナンスなどを手がける Kanadevia Inova AG (スイス、以下、Inova)が、英国でバイオガスプロジェクトに関する事業開発や運営など行っているIonaCapital Ltd(以下、ICL)および ICLのグループ会社 3 社※1を買収したと発表した。

 カナデビアグループは Inova を通じて、2014 年に乾式メタン発酵技術「KompogasⓇ(コンポガス)」を買収し、バイオガス事業に参入して以降、2021 年にドイツの Schmack グループから湿式メタン発酵技術、2023 年にはイタリアでバイオガス事業を手がける「Schmack Biogas Srl(現
Kanadevia Inova Schmack Biogas Srl)」を買収するなど、欧州や北米を中心にバイオガス事業を拡大してきた。

 その後も事業開発および運営の強化を目的として組織体制を充実させてきたが、 今回 ICLをグループに加えることで、 事業開発およびプラント運営のノウハウと人材を得ることができた。

 また、今回の買収では 11 カ所の既存バイオガスプラントに加えて、オランダやイタリアなどの欧州や米国で現在開発中の新規プロジェクトについても Inova が引き継ぐこととなる。

 「REPowerEU※2」などにより、欧州各国ではバイオガスの需要が非常に旺盛で、Inova は今後も欧州や北米を中心に積極的にバイオガス事業の拡大に取り組んでいく。

※1:Iona Management Services Ltd/Iona Environmental Infrastructure Parent Co Ltd/Iona Environmental Infrastructure Hold Co Ltd

※2:2022 年 5 月に欧州委員会が公表した再生可能エネルギー利用計画。天然ガスの代替品として、バイオメタン施設の大幅な増設案が盛り込まれている。

<ICL の概要>
名称:Iona Capital Ltd.
所在地:123 Pall Mall, London, SW1Y 5EA
事業内容:再生可能エネルギー関連のプロジェクトに関する事業開発・投資、運営など
設立年:2011 年
資本金:£597,500
従業員数:75 名

 ニュースリリース

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