・月面建設機械や水中施工ロボットを紹介
コマツは12月23日、2025年1月7日(火)から10日(金)にかけて米国ネバダ州 ラスベガスで開催される世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2025」(Consumer Electronics Show 2025)に初出展すると発表した。未来の技術革新を担う人材に向けて、月面や水中の極限環境下にも対応する建設機械や、2050年カーボンニュートラルに向けた技術革新の取り組みを紹介し、コマツの先進性と将来性を発信する。最先端技術を持つ世界中の企業との連携を深め、持続可能な社会の実現に向けた社会課題の解決に貢献する新たな価値を創造していく。主な展示内容は以下のとおり。
1. 月面建設機械の実物大モックアップ
2. 水中施工ロボットのコンセプトマシン
コマツは1971年にラジコン操縦の水陸両用ブルドーザーの量産を開始し、以来、水陸両用ブルドーザーは各地の河川、海岸、ダムなどでの水中工事や災害復旧で活躍してきた。今回、未来の水中工事に向けて、最新テクノロジーを搭載した水中施工ロボットのコンセプトマシンを初出展する。このコンセプトマシンは、容易に遠隔操縦でき、高精度な施工を実現することを基本コンセプトとして設計されている。水深7mまで対応可能で、バッテリー駆動によるゼロエミッションを実現している。先般、このコンセプトマシンを用いて日本の河川や漁港などで実施した実証実験では、遠隔操縦により容易に浚渫作業ができることや、電動駆動の実用性を確認した。今回の展示会には、実証実験後に日本から米国に輸送した本機を展示する。