㈱タムラ製作所(東京都練馬区)は11月25日、電子化学実装事業の生産拠点の一つである狭山事業所(埼玉県狭山市)に製造棟を新設すると発表した。投資総額は約 50 億円の予定で、2025 年 10 月に建屋完成見込み。
電子化学実装事業は、主な事業活動を埼玉県内にある狭山事業所、入間事業所、児玉工場で行っている。入間事業所の製造棟が老朽化していることなどを踏まえ、入間事業所にあるはんだ粉末生産工程およびその検査工程を、狭山事業所 の敷地内に新たに建築する製造棟に移管する。新しい製造棟では、生産性の改善を図るとともに、建物および製造工程にお ける環境対応や省エネ性能の向上も目指す。
タムラ製作所は、第13次中期経営計画「Energize the Future 100」に基づき、創業100周年とその先に向けた力強 い未来を作る変革を進めており、同施策により電子化学実装事業の事業体質をより強固なものとしていく。また、サステナ ビリティ戦略の目標として掲げる地球環境保全・脱炭素社会への実現への貢献も積極的に推進している。
<新製造棟概要>
所在地:埼玉県狭山市広瀬台 2-3-1
投資額:約 50 億円(建物・生産設備など)
構造:鉄骨造り地上 3 階建
建築面積:約 3,600 m²
延床面積:約 6,500 m²
■タムラ製作所について
タムラ製作所は、2024 年 5 月に創業 100 周年を迎えた。創業当時のラジオおよび電子部品の製作・販売から始まり、現在はトランス・リアクタなどの電子部品、接合材や絶縁材などの電子化学材料、自動はんだ付装置、放送局用音声調整卓 などを製造・販売している。