千代田化工建設は11月22日、コスモ石油より、同社千葉製油所における CO 2 分離回収設備 FS 業務を受注したと発表した。
コスモ石油は他 6 社と共同で、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が実施した令和6 年度「先進的 CCS 事業に係る設計作業等」に関する公募において、「東京湾域の複数産業から排出される CO 2 を対象とした海外 CCS バリューチェーン構築の実現可能性調査」に採択された。
検討業務では東京湾域の複数産業から排出・分離回収・集積された CO 2 の液化・貯蔵・出荷の各セグメントにおいて最適な各種設備設計につき検討するとともに、CCS 社会実装の実現に向けたコスト試算 及び課題の抽出、実現可能性検証等を実施予定。千代田化工建設はこの中で、コスモ石油千葉製油所における CO 2 分離回収設備 FS 業務に取り組む。
また、千代田化工建設は総合エンジニアリング会社として、CCS を含むカーボンニュートラルの実現に貢献する技 術の社会実装に向けて多方面から事業に取り組んでいる。これらの事業を通じて、千代田化工建設のミッションであ る「エネルギーと環境の調和」を目指して、持続可能な社会の発展に貢献していく。
*FS(Feasibility Study):ビジネスプランの実現可能性を調査すること。