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豊田通商、エジプトで建設中の風力発電所を150MW増設

・アフリカ最大となる654MWの風力発電所に計画変更

    豊田通商は、グループ会社で風力発電事業を行っている㈱ユーラスエナジーホールディングスと共に、現在、エジプト・アラブ共和国(以下:エジプト)において、スエズ湾風力発電所Ⅱ(Gulf of Suez Wind FarmⅡ、設備容量504MW)の建設を進めているが、エジプト政府が2030年までに再生可能エネルギー発電比率を全電源比42%とする目標を掲げる中、11月19日、同国政府の政策に応える形で、654MWの風力発電所へと計画を変更し、150MWを増設することにしたと発表した。これにより、スエズ湾風力発電所Ⅱは、設備容量でアフリカ最大の風力発電所となり、また、今回の増設では、陸上風力において世界最大級となる1基当たり7.5MWの風力発電機を20基設置する。

 同発電所は、スエズ湾沿いのガルフ・エル・ゼイト地区(Gulf of El Zayt)に位置しており、豊田通商・ユーラスエナジーほか、フランスの独立系発電事業者エンジー社(Engie S.A.)、エジプトの建設会社オラスコム・コンストラクション社(Orascom Construction PLC)の4社で事業を推進している。2023年3月から建設を開始し、増設分も含め2025年8月(予定)の商業運転開始後は、エジプト送電公社(Egyptian Electricity Transmission Company)へ25年間にわたり売電する計画。

 同地区ではすでに、スエズ湾風力発電所Ⅰ(Gulf of Suez Wind FarmⅠ、設備容量262.5MW、2019年10月商業運転開始)を運営しており、スエズ湾風力発電所Ⅱは、豊田通商グループがアフリカで建設・運営する2例目の風力発電所。完成後は、両発電所合わせて916.5MWの風力発電所を運営することで、エジプトの再生可能エネルギー電源の拡大および経済発展に貢献していく。

 豊田通商グループは、”for the future children of Africa(アフリカの未来の子供たちのために)”をキーメッセージに、これからもアフリカの社会課題の解決および経済成長に貢献するグリーンな事業の推進に取り組んでいく。

 詳細は、ニュースリリース

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