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ダンフォス、自律型オフハイウェイ機械の自己誘導機能を強化する ACL 3.2 ソフトウェアを発表

 Danfoss(ダンフォス): 2024 年 11 月 12 日火曜日

 デンマーク、ノルドボー —-Danfoss Power Solutions (ダンフォス パワーソリューションズ)は本日、オフハイウェイ機械向けの PLUS+1® 自律制御ライブラリ (ACL) 3.2 ソフトウェアのリリースを発表しました。PLUS+1 ACL 3.2 は、障害物や危険物の検出、環境ランドマークの識別を改善することで、機械の自己誘導機能を強化する新しいブロックと更新されたブロックで構成されています。

 Danfoss PLUS+1 ACL ソフトウェアは、認識、位置決め、ナビゲーションなどの領域をカバーする、事前にプログラムされ、事前にテストされたソフトウェア ブロックで構成されています。このソフトウェアを使用すると、ブロックを機械ソフトウェア アプリケーションに統合することで、移動機械に自律機能を追加できるため、ソフトウェアをゼロから開発する必要がなくなります。OEM や販売代理店の社内エンジニアリング チーム向けに設計された PLUS+1 ACL ソフトウェアは、開発時間とコストを削減します。

 PLUS+1 ACL 3.2 には、次の新しいソフトウェア ブロックと更新されたソフトウェア ブロックが含まれています。

・ポスト検出は、屋内と屋外の両方で、機械の周囲の長方形のポストを識別してランドマークとして使用することで、位置特定を改善します。
・リフレクター検出は、機械の周囲のリフレクターを識別します。
・これを使用して、機械の経路を定義したり、環境内での位置を改善したりできます。
・投影パス領域は、機械の直近の軌道にゾーンを作成し、機械が旋回しているときに障害物をより適切に検出します。
・障害物検出領域を使用すると、機械の周囲に定義されたゾーンを作成できます。これらのゾーン内で障害物が検出された場合に、機械の動きを停止または調整するために使用できます。
・ライダーフィルターは、入力ライダー信号からのノイズを減らすことで霧やほこりの多い状況でのパフォーマンスを向上させ、誤検出を減らしてより正確で効率的な検出機能を提供します。

 新しく更新された ACL 3.2 ブロックは、衝突を防止し、GPS が利用できない場合に機械の位置を改善することで、レベル 3 の自律機能を強化します。レベル 3 の自律性により、移動機械に自動運転機能が導入され、オペレーターの経験に関係なくタスクの一貫性が実現します。これにより、精度と生産性が向上し、安全性も高まります。

 ダンフォス パワー ソリューションズの自律性部門責任者、Adam Khaw (アダム・カウ)氏は次のように述べています。

 「エンドユーザーにとっての生産性、安全性、効率性の向上と、OEM にとっての開発の容易さとスピードにより、自律型マシンの導入が増加しています。ACL 3.2 は、その両方の面で効果を発揮します。当社は今後も顧客と緊密に連携し、この世界クラスのソフトウェア プラットフォームを強化して、OEM が市場投入までのスピードの新たなベンチマークとなる高品質の機械を開発、製造できるようにしていきます。」

 ダンフォス パワーソリューションズの自律機能の詳細については、ダンフォスの自律ソリューションの Web ページをご覧ください。

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。

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