井関農機が11月14日に発表した2024年12月期第 3四半期(1〜9月)連結業績によると、売上高は、前年同期比4,398百万円減少し、128,579百万円(前年同期比3.3%減少)となった。国内売上高は前年同期比2,888百万円減少の83,627百万円(同3.3%減少)となった。 主に農機製品及び施設工事で減少となりましたが、補修用部品や修理整備等のメンテナンス収入 は堅調に推移した。海外売上高は前年同期比1,509百万円減少の44,951百万円(同3.2%減少)となった。 北米はコンパクトトラクタ市場が弱含みに推移、アジアはアセアン・韓国で需要軟調となりまし た。一方、欧州は景観整備向け製品と仕入商品の売上が堅調に推移した。
■商品別の売上状況
〔国内〕
整地用機械(トラクタ、耕うん機など)は16,058百万円(前年同期比5.8%減少)、栽培用機械 (田植機、野菜移植機)は5,175百万円(前年同期比13.3%減少)、収穫調製用機械(コンバインなど)は11,105百万円(前年同期比2.5%減少)、作業機・補修用部品・修理収入は33,180百万円 (前年同期比2.5%増加)、その他農業関連(施設工事など)は18,107百万円(前年同期比8.3%減 少)となった。
〔海外〕 整地用機械(トラクタ、芝刈機など)は29,131百万円(前年同期比10.9%減少)、栽培用機械
(田植機など)は941百万円(前年同期比41.5%減少)、収穫調製用機械(コンバインなど)は573百 万円(前年同期比56.2%減少)、作業機・補修用部品・修理収入は5,394百万円(前年同期比7.5 %増加)、その他農業関連は8,910百万円(前年同期比53.3%増加)となった。
■今後の見通し
2024年7月18日に公表した2024年12月期の連結業績予想(下記)については変更していない。
2024年12月期の売上高は、1,700億円(前期比横ばい)、営業利益20億円(同11.3%減)、経常利益10億円(同52.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は△31億円を見込んでいる。
なお、業績予想における想定為替レートは、対米ドル=150.4円(147.6円から変更)、対ユー ロ=162.6円(161.1円から変更)を見込んでいる。