㈱タクマは11月7日、2024年9月27日、京都市上下水道局から、鳥羽水環境保全センター(所在地:京都府京都市)における汚泥焼却炉建設事業を受注したと発表した。
同事業では既存の汚泥焼却炉を更新し、タクマが開発した省エネ・創エネ型の「階段炉下水汚泥焼却発電システム」を新たに導入、2028年3月末の竣工を予定している。階段炉(ストーカ炉)を用いて900度以上の高温で汚泥を焼却する同システムは、焼却工程で化石燃料由来の補助燃料が不要である(省エネ)ことに加え、焼却時の廃熱を活用した発電を行う(創エネ)ため、温室効果ガスの排出を抑制することが可能。
同事業は、タクマとして国内5件目となる同システムの受注事例となる。タクマは今後も、高い環境性能を持つ同システムの採用拡大に取り組み、下水処理施設における温室効果ガスの排出削減や下水汚泥がもつエネルギーの有効活用に貢献していく。
<受注概要>
発注者:京都市上下水道局
受注者:株式会社タクマ
事業名:鳥羽水環境保全センター 汚泥焼却炉建設事業
建設場所:京都府京都市南区上鳥羽塔ノ森地内
事業内容:汚泥焼却設備の設計・建設
施設概要:150t/日×1炉(ストーカ炉)
発電出力:270kW
契約金額:68億円(税抜)
設計・建設期間:2024年9月~2028年3月(3年6か月)