kikai-news.net

牧野フライス、24年4~9月売上は0.3%減の1,082億円、通期予想2,250億円(0.2%減)に上方修正

 ㈱牧野フライス製作所が10月31日に発表した2025年3月期第 2四半期(4~9月)連結業績によると、売上高1,082億37百万円(前年同期比0.3%減)、営業利益75億76百万円(同2.6%減)、経常利益75億83百万円(同22.1%減)、純利益57億82百万円(同24.7%減)となった。

 上期の連結受注は1,086億65百万円(同0.2%増)となった。前年同期比では横ばいとなったが、 中国の新エネルギー車や北米での航空機向けの受注は引き続き堅調な結果となった。日本国内及び、アセアン での半導体製造装置向けの受注は回復傾向にある。第3四半期以降も受注は底堅く推移し、下期の連結受注は 上期を上回る計画となった。

 牧野フライス2025年3月期第2四半期データ

<セグメントI (「個別」および国内連結子会社 )>
 牧野フライス製作所の国内受注は、前年同期を上回った。半導体製造装置向けの受注が回復傾向にあり、金 型向けでは自動車関連が増加した。

<セグメントII ( MAKINO ASIA PTE LTD )>
 アジアの受注は前年同期を上回った。中国は新エネルギー車関連を中心とした部品加工向けが堅調に推移し、前年同期を上回った。 インドはエンジニアリングを含む自動車関連や航空機関連を中心に、前年同期を上回った。 アセアンは半導体製造装置向け及び電子部品向けの金型を中心に前年同期を上回った。

<セグメントIII ( MAKINO INC. ) >
アメリカの受注は前年同期を下回った。 アメリカでは政策金利の引き下げなどにより、ジョブショップ向けの引き合いが徐々に回復している。航空機向けではエンジン部品から機体構造部品まで幅広く設備投資の引き合いをいただき、受注は底堅く推移した。 9月にシカゴで開催された国際製造技術展 IMTS2024では新製品の発表を行い、顧客から好評を得た。

<セグメントIV ( MAKINO Europe GmbH ) >
 ヨーロッパの受注は、前年同期を上回った。南欧地域で航空機向け及び部品加工向けが増加した。

■2025年3月期の見通し
 2024年4月30日に公表した2025年3月期(24年度)の業績予想を下記に修正した。

 売上高225,000百万円(前期比0.2%減 )、営業利益17,000百万円(同 3.8%増 )、経常利益17,700百万円(同6.4%減)、親会社株主に帰属す る当期純利益14,500百万円(同9.3%)。

 牧野フライス製作所の2025年3月期第2四半期決算短信

 業績予想の修正について

モバイルバージョンを終了