日本建設機械工業会が10月31日に発表した2024年9月の建設機械出荷金額は、内需は 8.3%減少の 1,071 億円、外需は 23.0%減少の1,786 億円となった。その結果、内需は 2 カ月連続の減少、外需は 8 カ月連続の 減少となった。総合計では 18.1%減少の 2,856 億円となり、2 カ月連続の減少となった。
■ 内需は 8.3% 減少の 1,071 億円、2 カ月連続の減少
機種別に見ると、道路機械は 10.4%増加の 44 億円、基礎機械 5.0%増加の 36 億円、その他建設機械は 5.2%増加の 66 億円の 3 機種と補給部品 4.2%増加の 125 億円が増加したが、他 6 機種が減少した。
■ 外需は 外需は 23.0%減少の1,786 億円、8 カ月連続の減少
機種別に見ると、建設用クレーンは 11.5%増加の 113 億円、油圧ブレーカ・圧砕機は 15.6%増加の 8 億円の 2 機種と補給部品 10.5%増加の 268 億円が増加したものの、他 7 機種が減少した。
地域別に見ると、全 9 地域中 3 地域で増加したものの、他 6 地域で減少した。
■油圧ショベルの国内出荷は7.3%減の2,562台、24年度上期は6.0%減の10,328台
2024年9月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ1,376台(前年同月比9.1%減少)、油圧ショベル2,562台(同7.3%減少)、ミニショベル 2,884台(同9.8%減少)、クローラクレーン32台(同17.9%減少)、ラフテレーンクレーン121台(同6.9%減少)、アスファルトフィニッシャ38台(同5.0%増加)――となった。
2024年度上期(4~9月)によると、ホイールローダ5,194台(前年同期比 3.8%減少)、油圧ショベル10,328台(同6.0%減少)、ミニショベル11,662台(同13. 3%減少)、クローラクレーン152台(同7.9%減少)、ラフテレーンクレーン659台(同5.0%減少)、アスファルトフィニッシャ193台(同8.5%減少)――となった。
また、四半期統計機種によると、2024年度上期(4~9月)のトラック搭載クレーン他は、5,873台(前年同期比0.8%減少)、高所作業車は7,677台(同9.5%増加)--となった。