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カナデビア(旧・日立造船)、キルギス初となるごみ焼却発電プラントの設備供給工事を受注

 カナデビア(旧・日立造船)は10月30日、キルギス共和国で初となるごみ焼却発電プラントの設備供給工事を受注したと発表した。このプロジェクトは、同国の首都ビシュケク市向けに、ごみ処理能力:1,000 トン/日、発電出力:30MW の大型ごみ焼却発電プラントを建設するもので、カナデビアは発注者であるJunxin Huanbao KG Invest LLC(ジンシンファン バオ、ビシュケク市、以下、Junxin Huanbao)とともに、ビシュケク市のごみ処理問題の解決と、持続可能なエネルギー供給の強化に貢献することを目指す。

 Junxin Huanbao は、中国でごみ処理や汚泥処理などの環境事業を展開する湖南軍信環保集団有限公司(湖南省長沙市)のキルギス現地法人。カナデビアは以前にも同社より受注した中国長沙市のごみ焼却発電プラント(ごみ処理能力 5,100 トン/日=850 トン/日×6 炉、発電出力 100MW)の焼却炉の基本設計から詳細設計、主要機器の供給・据付、試運転時の技術指導業務までを手掛け、2018 年に完工している。この実績が評価され、カナデビアは同プロジェクトでも同様に、焼却炉にかかわる基本設計から詳細設計、主要機器の供給・据付、試運転時の技術指導業務を担当する。

 ごみの焼却処理は、衛生的な処理と減容化を実現し、焼却時の廃熱を利用した発電も可能。世界における廃棄物発生量は今後ますます増加すると予想されるが、カナデビアグループはごみ焼却発電分野の世界的なリーディングカンパニーとして、グローバルに高まる衛生的なごみ処理とクリーンエネルギーの需要に応え、循環型社会の実現に向けて積極的に取り組んでいく。

<受注概要>
発注者:Junxin Huanbao KG Invest LLC
工事名:ビシュケク市生活ごみ科技処置発電プロジェクト
業務内容:焼却炉に係る設計、機器供給、据付・試運転時の技術業務
施設規模:ストーカ式焼却炉 1,000 トン/日(1,000 トン/日×1 炉、発電出力:30MW)
建設場所:ビシュケク市
納期:2025 年 12 月予定

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