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イートアンドフーズ、宮崎県都城市に新工場、立地協定を締結

・産地で製造、海路で関西へ。西日本エリアの新たな製造拠点

 イートアンドグループで食品事業を担う㈱イートアンドフーズ(東京ヘッドオフィス:東京都品川区)は10月28日、西日本エリアの生産体制を強化する新工場を建設するため、宮崎県都城市と立地協定を締結、10月25日(金)に調印式を執り行ったと発表した。

 イートアンドグループは、「食を通じて、ワクワクする未来を。」のパーパスの下、「+&」の発想で、さまざまな食のシーンに人生の彩りや健やかな笑顔を生み出すことのできる「食のライフプランニングカンパニー」を目指している。イートアンドグループで食品事業を担うイートアンドフーズでは、消費者のライフスタイルの変化等による冷凍食品の需要拡大に対応するべく、新工場建設に向け、かねてより建設地の検討を進めてきた。

 宮崎県都城市は南九州の中心部に位置しており、陸路、海路での輸送が至便であることから、サプライチェーンの効率化を図ることで物流の2024年問題への対応などが期待できる。そこで、2024年3月に新工場用地の優先交渉権を取得、このほど立地協定の締結となった。来年より工場の建設を開始し、2026年冬の稼働を目指す。

 新工場では、主力商品である「大阪王将 羽根つき餃子」、「大阪王将 羽根つきスタミナ肉餃子」、「大阪王将 ぷるもち水餃子」、「大阪王将 たれつき肉焼売」、「大阪王将 小籠包」などを製造する。また、AIやIoT、ロボットといった新技術の導入による生産の効率化と、冷凍冷蔵設備への自然冷媒の採用など環境への配慮を両立する。

 これまで新工場予定の都城市では「大阪王将ニンニク・生姜出荷組合」を組織するなどして、地元生産者と緊密な関係を構築してきた。今後もますます九州の生産者との活発な取引や子供や大人も楽しめる工場見学や餃子の試食会、試作会、マルシェの開催等、食品ロスへの取り組みを通じて、拠点の九州地区への地域貢献に取り組んでいく。併せて、先日、イートアンドフーズでは、今回の九州新工場建設を含む西日本生産拠点再編計画が、経済産業省による「中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金事業」(2次公募)において採択された。

<新工場の概要>
所在地:宮崎県都城市高城町
竣工予定年月:2026年12月予定
敷地面積:8,259.88㎡
延床面積:7,400.00㎡
主な製造商品:羽根つき餃子、羽根つきスタミナ肉餃子、ぷるもち水餃子、たれつき肉焼売、小籠包など
稼働後の製造能力:同工場が稼働することにより、全体で製造能力は25%増強する。

 詳細は、ニュースリリース

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