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エスペック、愛知県常滑市に「あいちバッテリー安全認証センター」開設と「豊田試験所」の機能拡張を発表

・車載用バッテリーおよびEV・自動化モジュールの試験需要に対応

 エスペック(大阪市北区)は10月18日、「あいち次世代モビリティ・テストラボ」として、愛知県常滑市に「あいちバッテリー安全認証センター」を開設するとともに、「豊田試験所」(愛知県豊田市)の機能を拡張すると発表した。これにより、主に中日本エリアにおける車載用バッテリーおよびEV・自動化モジュールの受託試験サービスを強化する。なお、「あいちバッテリー安全認証センター」は2025年2月開設予定で、2024年10月より先行予約を受け付ける。

 モビリティ業界では、EVの普及を背景に、車載用バッテリーの大型化・高容量化の開発が進むとともに、MaaS(多様な移動サービスの統合)による移動の利便性向上に向けて自動運転技術の開発が加速している。これにより、車載用バッテリーの安全性確保やEV・自動化モジュールの信頼性確保に向けた試験需要が高まっている。

 このような需要に応えるため、エスペックは「あいち次世代モビリティ・テストラボ」構想を掲げ、準備を進めてきた。新設する「あいちバッテリー安全認証センター」では、最新の試験設備の導入により大型化・高容量化が進むバッテリーの安全性試験に対応し、EVの心臓部とも言えるバッテリーの性能・品質を支える。「豊田試験所」では、EV・自動化モジュールの動作状態での使用環境を再現し評価・計測するサービスを新たに強化することで、EVおよび自動運転技術の開発における課題解決に貢献する。両試験所の強みを活かしシナジー効果を発揮することで、次世代モビリティに関する試験需要に全方位で応える。

 エスペックは、環境試験器の世界トップメーカーとして最新の試験設備と高い試験技術・知見を活かし、EV・自動化をターゲットとした受託試験サービスを拡充することで、次世代モビリティの技術革新および社会実装に貢献していく。

 詳細は、ニュースリリース

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