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NTN、工作機械主軸用グリース潤滑軸受向けに高速回転に対応する樹脂保持器を開発

・射出成形可能な樹脂保持器として業界最高水準となるdmn値135万の高速回転性能を実現

 NTNは10月21日、工作機械主軸用のグリース潤滑軸受向けに、成形樹脂保持器として業界最高水準の高速回転性能dmn値*1135万を実現する樹脂保持器を開発したと発表した。生産性に優れた成形樹脂保持器の高速回転化により、グリース潤滑軸受の適用範囲をさらに拡大し、工作機械の加工時間の短縮や省エネルギー化に貢献する。

*軸受の回転性能を表す指標で、軸受ピッチ円径(mm)×回転速度(min-1)。

■開発の背景
 加工時間の短縮に向けて、工作機械の高速回転化が進む中、工作機械の主軸用軸受にも高速回転性能が求められている。主軸用軸受の潤滑方法にはエアオイル潤滑とグリース潤滑があり、一般的に高速回転に適しているのはエアオイル潤滑とされている。しかし、エアオイル潤滑はエアオイルの供給やオイルミストの回収などのための付帯設備が必要となるため、近年は省エネルギー化を目的としてグリース潤滑への切り替えが進むとともに、グリース潤滑軸受の高速回転対応へのニーズが高まっている。

 今回、NTNは材料と設計を最適化することにより、生産性に優れる成形樹脂保持器の高速化を実現した。

 詳細は、ニュースリリース

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