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NTN、工作機械向け「高速サーボモーター用深溝玉軸受」を開発

・保持器の材料や形状の見直しにより、高速回転対応と低振動化を実現

・工作機械の加工時間の短縮や加工精度の向上に貢献

 NTNは10月21日、工作機械の主軸の駆動部位に使用される工作機械向けサーボモーター用軸受として、高速回転対応と低振動化を実現した「高速サーボモーター用深溝玉軸受」を開発したと発表した。工作機械の加工時間の短縮や加工精度の向上に貢献する商品として、グローバルに提案を進めていく。

■開発の背景
 製造現場において、労働人口の減少を背景に省人化や生産性向上に関する取り組みが進められる中、工作機械は加工時間の短縮に向けた主軸の高速回転化や、品質安定化に向けた加工精度の向上が進められている。これにより、工作機械の駆動力を発生させるサーボモーターに使用される軸受にもまた、高速回転対応や低振動化が求められている。

 軸受が高速回転すると、遠心力による保持器の変形・破損や軸受内部の発熱という課題があるが、NTNは保持器の挙動が振動の原因となることに着目し、保持器の材料や形状の見直しにより保持器挙動を安定させることで、高速回転性能と振動特性を向上させた工作機械向け「高速サーボモーター用深溝玉軸受」を新たに開発した。

 詳細は、ニュースリリース

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