コマツは、2024年10月20日(日)~21日(月)に福井県で開催される「2024森林・林業・環境機械展示実演会」 に出展する。各種林業機械や環境機械、ハーベスターによる造材作業の進捗状況を見える化する林業ソリューションサービス「ZOUZAIウォッチャー」を紹介する。
展示実演会では、「PC138US-11」をベースとした、ハーベスターC93(以下、C93)仕様やロングリーチグラップル仕様、今年4月発売の油圧オートカプラ装着車などのデモンストレーションを予定している。
特に、C93は、林業先進国のスウェーデンにあるコマツ子会社のコマツフォレスト製ハーベスターをベースに日本専用の仕様に新規設計している。日本の現場に合わせ、フロントナイフの延伸による材の掴みやすさの向上や富士山型トップナイフの採用による枝払い性能の向上を実現している。
また、会場では、C93で造材した情報が林業ソリューション【PC138US-11 ハーベスターC93仕様】「ZOUZAIウォッチャー」上に反映される様子も紹介する。従来は、現場のオペレーターが記録した情報を基に造材管理を行うため、記録の手間や進捗状況のリアルタイムでの把握に課題があった。 「ZOUZAIウォッチャー」では、丸太本数・材積量などの造材作業情報を自動でマップと一覧表に落とし込むため、記録と管理の手間が省ける。さらに、これらの情報は、パソコンやタブレット、スマートフォンから確認できるため、現場や事務所にて進捗状況を把握しやすくなり、適切なタイミングでの運材トラック手配や市場納入の判断に活用できる。
デモンストレーションを予定しているロングリーチグラップル仕様は、最大作業半径12mを実現し、広範囲の集材作業に適している。また、油圧オートカプラ装着車は、従来、手作業が必要だったアタッチメント交換を、車両から降りずに交換できるようになるため、作業道の作設などに複数のアタッチメントを使用する現場における交換時間を削減でき、効率性向上に寄与する。
このほか、林業作業における環境負荷低減はもとより、静粛性にも優れた電動ミニショベルやリチウムイオンバッテリーフォークリフト、今年8月より発売を開始した電動マイクロショベルPC01E-2等を展示予定。
■デモンストレーション機種
PC138US-11 ハーベスターC93仕様 / ロングリーチグラップル仕様 / 油圧オートカプラ装着車の3機種
PC58UU-6 モノブーム仕様(グラップル装着車)
■展示機種
PC78US-11 ハーベスター・プロセッサー装着可能車(フィンランド KESLA社製)
PC170LC-11 ハーベスターC93仕様
PC01E-2 / PC05E-1 電動マイクロショベル
PC30E-6 電動ミニショベル
FE25G-2 リチウムイオンバッテリー搭載電動式フォークリフト
林業シミュレーター(VRゴーグル仕様)
ZOUZAIウォッチャー(造材作業の見える化ソリューション)
(参考)関連リンク
「2024森林・林業・環境機械展示実演会」の詳細は、一般社団法人 林業機械化協会HPをご覧ください
林業機械化協会HP:https://www.rinkikyo.or.jp/