・大規模な追加設備投資が必要と判断
㈱アサカ理研(福島県郡山市)はいわき工場を増設し量産設備の導入を進めているが、10月10日、大規模な追加設備投資が必要と判断し、投資総額を当初の約 22 億円から約70 億円に変更すると発表した。
アサカ理研グループは持続可能な循環型社会の実現を目指し、リチウムイオン電池(以下 LiB:
Lithium-ion Battery)再生の事業化に取り組んでおり、いわき工場(福島県いわき市泉町黒須野字江越246-23)を増設し量産設備の導入を進めている。
同社では、廃棄された LiB に含まれるリチウム(Li)、コバルト(Co)、ニッケル (Ni)、マンガン(Mn)等のレアメタルを回収・再生し、再び原料として安定的に供給する”LiB to LiB”(水平リサイクル)の実現を目指している。
LiB 再生処理において発生する CO2・廃棄物の排出量低減や原料の回収率について求められる 水準は世界的に高まっており、これらの社会的なニーズに応えつつ、アサカ理研の目指す持続可能な 循環型社会の実現を達成するためには「リサイクル処理のグリーン化」が必要不可欠。
同社では、LiB 再生処理にかかる環境負荷(CO2排出・廃棄物等)を大幅に低減させつつ、高い回収率を達成する独自工程の開発はすでに成功しており、この工程をいわき工場に導入するためには大規模な追加設備投資が必要であると判断し、投資総額を約 70 億円へと変更するもの。
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