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タムラ製作所、ブラジル工場の生産能力を増強

 ㈱タムラ製作所(東京都練馬区)は10月7日、低・中電圧のトランスを生産するブラジルの持ち分法適用関連会社Indusul Indústria de Transformadores LTDA(以下、ブラジル工場)の生産能力を増強すると発表した。(事業拠点一覧

 ブラジルには2つの工場があり、産業機器、発電システム、送配電システムなどに使用される絶縁トランス、低・中電圧トランスといった製品を幅広く供給している。ブラジルにおける電力網の整備推進や、太陽光発電や風力発電の伸長により、ブラジル工場の受注・売上は大きく拡大しており、増加する受注に対応するため、新たに第3の工場を立ち上げることを決定した。第3工場は、2024年後半の稼働開始を予定している。さらに、既存工場の生産能力の増強も検討している。最終的な投資総額は63百万BRL程度となる見込みで、この増設・増強により生産能力を段階的に引き上げ、現状の約4倍とする予定。

 タムラ製作所は、第13次中期経営計画「Energize the Future 100」に基づき、タムラ製作所グループにおける欧米市場向け売上比率の拡大を図るとともに、カーボンニュートラル社会の実現に向けて引き続き貢献していく。

■タムラ製作所について
 タムラ製作所は、2024年5月に創業100周年を迎える。創業当時のラジオおよび電子部品の製作・販売から始まり、現在はトランス・リアクタなどの電子部品、接合材や絶縁材などの電子化学材料、自動はんだ付装置、放送局用音声調整卓などを製造・販売している。

 株式会社タムラ製作所 東証プライム市場上場(証券コード:6768)
URL:https://www.tamura-ss.co.jp/

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