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ファナック、AI熱変位補正で使用される熱変位補正技術が「精密工学会技術賞」を受賞

 ファナック は9月27日、AI熱変位補正で使用される熱変位補正技術が、2024年度(第44回)「精密工学会技術賞」を受賞したと発表した。

 「温度変化により生ずる工作機械変位データの機械学習に基づく短時間温度変化に対応した省エネ対応型熱変位補正システム」

■受賞商品・技術について
 工作機械において、加工・環境条件が変わった場合やコールドスタート状態からの加工開始など短時間で機械温度に大きな変化が生じるような場合にも高精度に加工点の位置決めを補正できる熱変位補正システムを実現した。

 工作機械に設置した複数の温度センサの検出温度と加工点変位の関係データを基に、機械学習により工作機械変位を予測し補正する。加工精度を低下することなく暖機運転時間の短縮や工場内温度管理の緩和を実現し、電力の消費を抑制することで環境負荷の低減にも貢献する。

*精密工学会技術賞は、精密工学の領域で創造的業績をあげた企業等の研究者・技術者に対して、その精進と努力に報い、かつ将来の発展を期待し、贈呈される賞。

 詳細は、ニュースリリース

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