コベルコ建機は9月30日、大容量チルトアングルドーザを搭載した16トンクラスの後方超小旋回ショベル「SK160BR-7」を、10月より発売すると発表した。
同機種は、ショベルでの掘削作業に加え、整地や盛土、切土など、ブルドーザーに近い用途でも使用できる。欧州・米州・豪州エリアで好評の「ED160BR」をベースに開発した。主な特長は下記の通り。
■大容量チルトアングルドーザを採用
大容量かつ、上下、チルト(左右)、アングル(左右)の6方向へ可変可能なドーザブレードを搭載したことで、パワフルながらもきめ細かな整地作業が行える。6方向へのドージングは1本のレバーで操作ができる。また、ドーザにはフローティング機能も備え、ブレードの自重で地表をなぞり整地作業を補助する。さらに、ドーザの両端を折りたためるため、3m以内の輸送幅に収まる。
■オペレーター目線で機能性と快適性を追求
13トン後方超小旋回ショベルのアッパーと上位クラスのロワーの組み合わせにより、コンパクトな作業半径を保ちつつ、パワフルなドージング作業を実現した。また、湾曲した「SK160BR-7」専用のシュー形状により、ドージング作業中の走行グリップ力と操舵性が向上する。さらに、クレーン作業も行えるよう、オプションでハイリーチクレーン仕様を選択可能とした。
インテリアは、オペレーターの快適性や使いやすさにこだわって設計した。また、アタッチメントモードの設定と、作動油流量の配分を任意設定できるようにしたことで、多用途へ対応できるようになった。
■周囲検知警報システム「K-EYE ALERT」を標準搭載
検知エリア内に人の姿を認識すると、オペレーターに警告を促し、未然の事故防止に貢献します。また、オプションで、周囲への警告灯とアラーム(音声)も装備できる。
<販売概要>
本体型式:SK160BR-7
価格(税抜):28,801千円
販売開始時期:2024年10月
詳細は、ニュースリリース