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雪印メグミルク、関西地区の生産体制を整備、京都工場池上製造所に経営資源を集中

・神戸工場の生産は終了

 雪印メグミルク(東京都新宿区)は、同日開催の取締役会において、「雪印メグミルクグループ中期経営計画 2025 (2023 年度~2025 年度)」における事業戦略を推進するため、戦略設備投資「関西地区の生産体制整備」の実施を決議したと発表した。

■投資計画の目的
 雪印メグミルクは、グループ中期経営計画 2025 において「白物拡大を前提とする市乳事業の成長」を戦略課題の一つに掲げ、市乳事業の強靭性の獲得に取り組んでいる。この取り組みを通じ、収益基盤の強化を図り、併せて「生産体制の進化」を実現することで、成長を牽引する事業へと構造転換を進める。
 この取り組みの一環として、今回、関西地区における効率的な生産体制を構築するため、 神戸工場の生産を終了し、京都工場池上製造所に経営資源を集中投入して、チルド牛乳、乳飲料の生産機能の集約をはかることを決定した。このことにより、乳の価値創造と需要拡大を実現し、国内酪農生産の基盤強化と持続的発展に貢献していく。

■設備投資の概要
 現在、関西地区では 3 工場(京都工場、京都工場池上製造所、神戸工場)の生産体制となっている。これを、京都工場池上製造所の既存の空スペースを活用することで、神戸工場の牛乳・乳飲料の生産機能を集約する。

<投資計画の概要>
対象工場:京都工場池上製造所
所在地:京都府南丹市八木町池上古里1-1
投資額:約24億円
設備投資の内容:関西地区の牛乳・乳飲料の生産機能集約
工事着工予定:2025年4月
稼動開始予定:2026年3月

<神戸工場の概要>
所在地:兵庫県神戸市西区伊川谷町潤和824-1
敷地面積:38,949㎡
操業開始年次:1964年
従業員数:106名(2024年4月1日時点)
主な生産品目:牛乳、乳飲料
生産終了予定:2026年度上期中を目処とする。

 ニュースリリース

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