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日揮、モザンビーク向けLNGプラントの基本設計役務を受注

 日揮ホールディングスは9月25日、海外EPC事業会社である日揮グローバルが仏テクニップエナジー社と共同で、モザンビーク・ロブマ・ベンチャー社がモザンビークで計画しているLNGプラントに係る基本設計役務、および設計・調達・建設工事に係る見積役務を受注したと発表した。

<プロジェクトの詳細>
契約先:モザンビーク・ロブマ・ベンチャー社(Mozambique Rovuma Venture, S.p.A.)米エクソンモービル、伊ENI、中CNPCで構成される事業会社
プラント建設予定地:モザンビーク共和国カボ・デルカド州(首都マプトの北東約2,000 km)
役務内容:年産1,800万トン(150万トン×12系列)のLNGプラントに係る基本設計(FEED:Front-End Engineering & Design)役務、および設計・調達・建設工事(EPC)役務に係る見積役務
受注金額:非公表
プロジェクトの概要:
役務は、モザンビーク沖合エリア4鉱区に位置するマンバ(Mamba)ガス井より供給される天然ガスを原料として、モザンビーク・ロブマ・ベンチャー社が同国カボ・デルカド州で計画している年産1,800万トン(150万トン×12系列)のLNGプラントの新設に係る基本設計役務およびEPC役務に係る見積役務。

 日揮グローバルはテクニップエナジー社とのコンソーシアムにより、役務を受注した。この受注は、日揮グループとテクニップエナジー社が有するLNG分野におけるトップクラスの実績と卓越したプロジェクト遂行能力が評価された結果と考えている。

 なお、同LNGプラントでは、原料である天然ガスを圧縮するコンプレッサーの駆動に関し、従来のガスタービンを使用するのではなく、電動モーターによる「E-Drive」の採用を予定しており、LNGプラントの操業時の二酸化炭素(CO2)排出の低減に寄与する計画。

 昨今の世界的な低炭素・脱炭素化を背景に進展する「エネルギートランジション」において、化石エネルギーの中でも環境負荷の少ないLNGが果たす役割は重要性を増している状況にある。日揮グループは、これまで世界のLNG生産量の30%以上を占めるLNGプラントの建設プロジェクトを手掛けた実績を有し、現在もカナダ向け大型LNGプロジェクト、マレーシア向け洋上LNGプロジェクト、アラブ首長国連邦向け大型LNGプロジェクトの3件のEPCプロジェクト、および1件の基本設計業務を遂行している。

 日揮グループは、今後もLNG分野における世界有数のエンジニアリング企業として、引き続き積極的に営業活動を展開し、エネルギートランジションに貢献していく。

 ニュースリリース

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