kikai-news.net

タクマ、子会社がバイオマスボイラメーカー2社を子会社化

・畜農産業の副産物を燃料とするボイラを製品ラインアップに加え、低・脱炭素ニーズに対応

 ㈱タクマは9月25日、連結子会社である㈱日本サーモエナー(東京都港区)が、同日開催の取締役会において、小型のバイオマスボイラを取り扱う㈱第一産機および㈱産機エンジニアリング(いずれも本社:宮城県石巻市)の両社の全株式を取得し、子会社化(タクマの孫会社化)することを決議したと発表した。

 日本サーモエナーは、商業施設や工場などの熱源装置として利用される小型貫流ボイラや真空式温水発生機といった汎用ボイラの製造・販売・メンテナンスを主要事業としている。第一産機は、農畜産業に由来する堆肥やもみ殻といった副産物を燃料とする小型バイオマスボイラの製造・販売などを、また、産機エンジニアリングはその設計を手がけている。

 国内の汎用ボイラ市場では、低・脱炭素化に貢献する製品の需要が拡大している。日本サーモエナーは、2024年9月30日付で第一産機および産機エンジニアリングを子会社化し、畜農産業の副産物活用により化石燃料の使用量を抑制できる小型バイオマスボイラを製品ラインアップに加えることで、顧客ニーズに応える体制の強化を図る。

 タクマグループは、2030年に向けた長期ビジョン「Vision2030」において、「ESG経営の推進による持続的な成長」をありたい姿として掲げている。今後も再生可能エネルギーの活用と環境保全の分野を中心に技術開発やサービス拡大に努め、顧客や社会の課題解決に貢献していく。

 詳細は、開示資料を参照。

 

モバイルバージョンを終了