鈴茂器工(東京都中野区)は9月18日、埼玉県鶴ヶ島市に新工場を建設すると発表した。
鈴茂器工の主要顧客である国内・海外の外食・小売業においては、コロナ禍を契機として、人手不足の深刻化や人件費の高騰が進んでいることを背景に、省人化や機械化の需要が高まっている。製品需要も高水準で推移しており、今後もそのような需要拡大の動きは加速していくものと見込んでいる。
また、同社の生産活動は、現在、埼玉県比企郡川島町にある東京工場のみで行っており、稼働率は高水準で推移している。そのため、将来の需要拡大を見据え、更なる生産キャパシティの拡大及び生産性の改善による収益性の向上を目的として、新工場の建設を行うため、 2023年3月23日付で工場用地取得したを公表した。
新工場の建設については、将来の需要動向や財務影響等を鑑み、段階的な建設計画を予定しており、今回の新工場は第1期計画という位置づけとして、2026年3月の操業開始を目指して、建設することにした。また、当該用地の隣接地には埼玉県が整備を進めている、社会的課題解決に資するロボットの開発支援を目的とした「SAITAMA ロボティクスセンター(仮称)」との連携による新たなビジネス機会の創出を図っていく。
<新工場計画の内容>
所在地:埼玉県鶴ヶ島市太田ケ谷地内(圏央鶴ヶ島インターチェンジ東側地区南側産業用地 B-1区画)
敷地面積:36,137.78 ㎡
延床面積:8,237.63㎡(鉄骨造/地上2階)
投資予定額:約 27億円(建物)
資金計画:自己資金
着工時期:2024年 11月(予定)
竣工時期:2025年 10月(予定)
操業開始:2026年3月(予定)