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日立建機、北米西部向けのサービス部品拠点「ソルトレイクシティ部品倉庫」を稼働開始

・米州の部品供給体制を強化し、機械の安定稼働に貢献

 日立建機は9月10日、北米西部向けのサービス部品供給体制を強化するため、9月より、「ソルトレイクシティ部品倉庫」(アメリカ合衆国ユタ州ソルトレイクシティ)の稼働を開始したと発表した。これにより、これまでアメリカ合衆国アトランタ近郊の部品倉庫から出荷していたサービス部品を、北米西部の代理店や顧客向けに従来以上に迅速に供給できるようになる。

建設機械や鉱山機械のサービス部品は、機械の安定稼働を維持するために迅速かつ確実に顧客に供給される必要がある。日立建機グループは、米州の部品供給体制を強化するため、2022年にアトランタ近郊でジャクソン部品倉庫(ジョージア州ジャクソン)とマクドノー部品倉庫(ジョージア州マクドノー)の稼働を開始した。これまでは、この2カ所の部品倉庫から、カナダや中南米を含む米州全域に供給する部品を出荷していた。

 ソルトレイクシティ部品倉庫の稼働により、アメリカ合衆国ユタ州やアラスカ州、カナダ アルバータ州など北米西部向けの代理店へのサービス部品の配送リードタイムは、1~3日程度の短縮を見込んでいる。稼働開始時の取り扱い部品点数は3万種類、1日当たり約500件の部品を出荷する予定。今後さらなる設備・システムの増強により操業を拡大していく計画。なお、運営は、アトランタ近郊の部品倉庫と同様にロジスティードの米国法人に3PL*委託する。

 *3PL(スリーピーエル):サードパーティーロジスティクス(3rd Party Logistics)の略。企業の物流業務全般を、第三の企業へ包括的に委託して、実行すること。

 今後も日立建機グループは、迅速かつ確実なサービス部品の供給を通じて、顧客の機械の安定稼働に寄与する。

<ソルトレイクシティ部品倉庫概要>
正式名称:SLC Global Logistics Center Building 6
(エスエルシー グローバル ロジスティクスセンター ビルディング 6)
建物所有者:SLC Global Logistics Center
(エスエルシー グローバル ロジスティクス センター)
所在地:アメリカ合衆国ユタ州ソルトレイクシティ
(アクセス:ソルトレイクシティ空港から車で約15分)
建屋仕様:鉄骨造(地上1階建)
敷地面積:16,130㎡
主な取扱商品:一般土木向け油圧ショベル・ホイールローダの主要部品、鉱山向け超大型油圧ショベルの主要部品

■日立建機について
 日立建機は、油圧ショベル、ホイールローダ、道路機械、鉱山機械などの開発・製造・販売・サービスの事業をグローバルで展開している建設機械メーカー。新車販売事業に加えて、部品・サービス、再生(部品・本体)、レンタル、中古車の「バリューチェーン事業」を拡大し、革新的なソリューションを顧客に提供する真のソリューションプロバイダーとして、顧客と共に成長をめざす。この想いの実現を全てのステークホルダーに約束する証としてニューコンセプト「LANDCROS」を制定し、普及・浸透に取り組んでいる。世界に約26,000人の従業員を擁し、2023年度(2024年3月期)の連結売上収益は1兆4,059億円、海外売上収益比率は84%。

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