・屋内外の自動搬送ソリューションをワンストップで提供可能に
■販売協業の概要と狙い
全国の工場・物流倉庫等における人手不足は年々進んできており、いわゆる「2024 年問題」なども相 俟って、今後本格的に深刻化することが懸念される。
人手不足の緩和オ解消のため、自動搬送に対する市場ニーズは一層高まると同時に多様化し、一つのソリューションだけで顧客の物流課題を解決することは困難となっている。
このような状況を踏ま え、より多様な自動搬送ニーズに応えるため、三菱ロジスネクストeve autonomy は、屋外対応型の 無人搬送ソリューション「eve auto®」の提供に関して協業を開始する契約を締結した。
具体的には、国内 36 社約 400 拠点に及ぶ販売ネットワークによる広範な販路を有し、主に屋内での自動搬送に活用されている無人フォークリフト「PLATTER Auto®」などを販売する三菱ロジスネクス トが販売店となり、eve autonomy が手掛ける屋外対応型の自動搬送ソリューション「eve auto®」の提 供を開始する。
この協業により、全国で工場・物流倉庫等を有する幅広い顧客に対し、屋内外両方の自動搬送ソリ ューションの提案が可能となり、顧客が抱える人手不足という社会課題の解決に貢献する。
また、三菱ロジスネクストと eve autonomy は「eve auto®」のみならず、その他の協業の可能性につ いても今後協議をしていく。
■各社のコメント
・三菱ロジスネクスト株式会社 代表取締役社長:間野 裕一
このたび、eve autonomy 社と販売分野での協業を開始することとなりました。当社は豊富な顧客接点 を持つ強みも活かし、工場や物流倉庫など、屋内での自動搬送ソリューションにおいて多くの実績を有 していますが、新たなラブンアップとして eve auto®も加えることで、屋外での自動搬送におけるお客様 の課題解決を可能にします。さらに、屋内外での搬送だけでなく、当社の保管オ情報システム製品など も組み合わせることで、より幅広くお客様の課題に対するソリューションの提供を実現してまいります。
・株式会社 eve autonomy 代表取締役 CEO:星野 亮介
三菱ロジスネクスト社が保有されている物流における豊富な経験、強靭な販売網、とりわけ自動化オ脱 炭素を実現する種々のソリューションと、当社の技術オサービスとのシナジーにより、物流の世界をア ップデートすることができると確信しております。当社は創業 4 年目の会社ですが、今般の販売協業は、 お客様の理解を深める最良の機会と捉えており、当社ソリューションの一層の改善オ強化に努めます。 三菱ロジスネクスト社との協業により、当社のーッション「誰かの『運ぶ』が昨日よりもラクになる世 界の実現」に大きく近づくものと期待しています。
■三菱ロジスネクスト株式会社について
三菱ロジスネクストは倉庫から工場、港湾まであらゆる物流シーンをカバーする総合物流機器メーカ ーです。三菱重工業グループの物流機器事業を担当し、2017 年に京都府長岡京市を本社として発足しま した。国内外で事業を展開しており、バッテリー式やエンジン式フォークリフト、無人搬送システムな どハードとソフトの両面から「安心オ安全」「自動化オ自律化」「脱炭素」をキーワードに、物流現場が 抱える課題を解決し、持続可能な社会の構築に貢献しています。 【公式サブト】https://www.logisnext.com/
■株式会社 eve autonomy について
主に製造工場や物流倉庫の敷地内における無人搬送ソリューションの提供を目的として、2020 年に ヤマハ発動機株式会社と株式会社ティアフォーの出資による合弁企業として設立されました。 全国で普及するヤマハ発動機のゴルフカート車両技術と、世界で最も活用されている自動運転のーープ ンソースソフトウェア Autoware(ーートウェア)をベースに、物流業務向けの無人搬送車両を開発、雨 天や夜間でも工場等の敷地内屋外環境において自動運転レベル 4 で 1.5t までの無人搬送運用を実現し ています。2022 年より正式にサ・スクリプション型の「eve auto サービス」として提供を開始し、現在 日本全国の工場、物流施設、石油化学プラントなど約 40 拠点へ 60 台以上(2024 年 9 月時点)の導入 を進めています。
【公式サブト】https://eveautonomy.com/
ニュースリリース
*リリース内容から一部「ですます調」で表記しています。