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大阪チタニウムテクノロジーズ、本社・尼崎工場でスポンジチタンの生産能力を増強

・経産省が供給確保計画を認定

 ㈱大阪チタニウムテクノロジーズ(兵庫県尼崎市)は9月2日、同日開催の取締役会において、「スポンジチタン生産能力増強計画」を決議したこと、および同計画が経済産業省による供給確保計画の認定を受けたと発表した。

■能力増強の背景
 現在、航空機需要が回復から成長軌道へ転じていること及び世界的なチタンのサプライチェーンの再編により、航空機向けのスポンジチタンの需要は強まっている。また、一般産業用途向けのスポンジチタンの需要も堅調に推移している。
 航空機需要は中・長期的に更に成長、一般産業用途向けのチタン製品需要も堅調に推移すると見込まれる中、同社の取引先は生産能力の増強を推進、併せて、今後のスポンジチタンの需給逼迫を見据え同社に対し高品質スポンジチタンの安定供給を強く要請している。
 このような状況のもと、同社チタン事業の成長とチタン業界発展への貢献の観点から、 本社・尼崎工場における既存のインフラを活かし、スポンジチタンの生産能力を増強することにした。

■供給確保計画の認定
 なお、同スポンジチタン生産能力増強計画は、日本政府が定める経済安全保障推進法に基づく特定重要物資の供給確保計画として経済産業省からの認定を受けている。

<能力増強の内容>
生産能力増強規模:現行)40,000トン/年 → 増強後)50.000トン/年 (+10,000トン)
完工:2027年度末迄の完工を目標とする。
投資額:約330億円
立地場所 :本社尼崎工場(兵庫県尼崎市東浜町1番地
設備内容:スポンジチタン製造設備

 詳細は、ニュースリリース

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