平田機工(熊本県熊本市)は8月27日、電気自動車(EV)用「ドライブユニット(EDU:Electrical Drive Unit)※の組立ライン」の大型案件を受注したと発表した。
■受注の背景
平田機工は、自動車(EV、内燃機関系、ハイブリッド)、半導体、家電などさまざまな産業分野に向けて、多様な生産設備の製造・販売事業を世界的に展開している。このうち、自動車分野については、従前の内燃機関系に加え、2016 年度より EV 関連の生産設備(EV 用ドライブユニットの組立ライン等)を手掛けている。
今回、これまでに納入した EV 用ドライブユニット組立ラインへの対応力(主に技術・品質・納期等)が評価され受注に至った。
特に技術面に関しては、顧客の構想段階からプロジェクトに積極的に参画し、顧客の課題解決に貢献できる技術的提案を行ったこと等が評価されたとしている。
平田機工では、今後も持続的な成長が見込まれる EV 市場において、顧客の多様なニーズに応える製品の開発や品質向上に取り組んでいく。
<受注案件概要>
受注金額: 約 87 億円 (平田機工および子会社の合計受注金額)
受注設備: EV 用ドライブユニットの組立ライン
顧客: 守秘義務に基づき顧客名は非開示。なお、当該顧客と平田機工の間に開示すべき資本関係、人的関係はない。また、関連当事者間取引にも該当しない。
生産拠点: 熊本東工場 (熊本県熊本市) 、七城工場 (熊本県菊池市)
■業績への影響
今回受注した案件は、工事の進捗に応じ順次売上を計上する。上記受注による売上の一部は当期業績に反映するが、一部は来期以降の業績に寄与すると見込んでいる。
※ EV 用ドライブユニッ(EDU):モーター、ギアボックス、インバータを組み合わせた EV の駆動用部品(日本では「e アクスル」という名称で知られている。