・2024年上半期に好調な業績を記録
Jungheinrich AG(以下、ユングハインリッヒ ):2024年8月9日
・売上高:26億2,200万ユーロ (前年:26億5,800万ユーロ)
・EBIT:2億1,500万ユーロ (前年:2億3,600万ユーロ)
・EBIT売上高利益率:8.2% (前年:8.9%)
・フリーキャッシュフロー:+1億7,200万ユーロ (前年:-1億8,200万ユーロ)
・2024年の予測が確定
EBITは2億1,500万ユーロで、前年(2億3,600万ユーロ)より2,100万ユーロ低いものでした。前年に導入された収益改善策により、団体交渉の影響によるコスト増加と前年の人員増加が部分的に相殺されました。EBIT売上高利益率は8.2%(前年:8.9%)でした。営業活動と投資活動によるキャッシュフローの合計であるフリーキャッシュフローは、3億5,400万ユーロ増加して+1億7,200万ユーロ(前年:-1億8,200万ユーロ)と大幅に増加しました。
ユングハインリッヒの取締役会会長であるLars Brzoska(ラース・ブルゾスカ)博士は、次のように述べています。
「今年上半期は厳しい経済状況が続きました。ドイツ経済の継続的な低迷は、特に今年度の前半6か月間に顕著でした。しかし、売上高に対するEBIT利益率は8.2%で、ユングハインリッヒは堅調な利益率を記録しました。ただし、これは前年にすでに導入した収益増加策による利益です。当社は引き続き戦略2025+の実施を推進し、今年度の見通しを確認します。」
報告期間中の主な研究開発 (R&D) 活動は、リチウムイオン技術に基づく効率的なエネルギー貯蔵システムのさらなる開発に重点を置いた新しいマテリアル ハンドリング機器の構築に集中しました。また、移動ロボットの開発と自動化システムの最適化にも重点が置かれました。さらに重点的な研究開発ポイントはデジタル製品でした。
報告期間中、グループ全体で平均 1,005 人の従業員が開発プロジェクトに携わりました (前年: 980 人)。
2024年6月30日現在、ユングハインリッヒはグループ全体で合計20,871人のフルタイム従業員を雇用しており、そのうち41%がドイツ国内で、59%が海外で勤務しています。報告期間中の2023年12月末の数字(21,117人)と比較した減少は、厳しい市場環境を背景に慎重な人事政策の結果です。ユングハインリッヒが国内工場で雇用している臨時労働者の数も、2024年6月30日現在、グループ全体で357人に減少しました(2023年12月31日:438人)。
■予測
ユングハインリッヒは、2024 年度の受注額が 52 億ユーロから 58 億ユーロの範囲になると引き続き予想しています (2023 年:52 億ユーロ)。サプライ チェーンが安定し、現在の金利とインフレを考慮すると、同社はグループの売上高が 53 億ユーロから 59 億ユーロ (2023 年:55 億ユーロ) になると予想しています。これは、地政学的状況が悪化しないという仮定に基づいています。
ユングハインリッヒは、EBITが今期4億2,000万ユーロから4億7,000万ユーロ(2023年:4億3,000万ユーロ)になると予測しています。取締役会は、2023 年の売上増加に向けて適切な対策を開始し、今年すでに成果を上げており、特に人件費の上昇を抑えるのに成功しています。2023 年に実施される買収に対する 1,300 万ユーロの購入価格配分と 1,100 万ユーロの変動報酬によるマイナスの影響も考慮されています。
ユングハインリッヒは、EBIT 売上高利益率が 7.6% ~ 8.4% (2023 年: 7.8%) になると予測しています。EBT は 3 億 8,000 万ユーロ ~ 4 億 3,000 万ユーロ (2023 年:3 億 9,900 万ユーロ) に達すると予想しています。ユングハインリッヒは、EBT 売上高利益率が 6.9% ~ 7.7% (2023 年:7.2%) になると予測しています。2024年度のROCEは14.5%から17.5%の間となる見込みです(2023年:15.9%)。ユングハインリッヒはフリーキャッシュフローが2億ユーロ以上(2023年:1,500万ユーロ)になると予想しています。
ニュースリリース
*リリース内容から「ですます調」で表記しています。