Liebherr(リープヘル ):2024年8月13日
リープヘルとFortescue (フォーテスキュー)によって開発された最初の水素駆動のT 264運搬トラックのプロトタイプは、実際の鉱山環境でテストするために、西オーストラリア州のピルバラ地域にあるフォーテスキューのChristmas Creek mine (クリスマスクリーク鉱山)に到着しました。
Liebherr-Mining Equipment SAS の R&D、エンジニアリング、生産担当エグゼクティブ バイスプレジデントである Oliver Weiss (オリバー・ワイス)氏は次のように説明します。
「リープヘルとフォーテスキューは、水素とアンモニアなどの水素キャリアが、電化に加えて鉱山の脱炭素化を支援する上で重要な役割を果たすという信念を共有しています。このハイブリッドトラックから学んだことは、ゼロ エミッション輸送の今後の開発戦略を大きく形作り、強化することになります。Fortescue Zero バッテリーを リープヘル の輸送トラックに統合したことは、両社のパートナーシップにおける大きな節目となります。この協力により、アイデアから現場での実証や運用まで、計画されている新技術の開発がいかに迅速に進むかを見るのは、とても興味深いことです。」
フォーテスキュー・メタルズの最高経営責任者、Dino Otranto(ディノ・オトラント)氏は次のように述べています。
「当社の水素燃料輸送トラックのプロトタイプが、バッテリー電気トラックのロードランナーと合流し、現場で稼働するのは素晴らしいことです。」
現地で稼働を開始すると、Europaは、クリスマスクリークにあるフォーテスキューのグリーン エネルギー ハブにある気体および液体水素プラントから液体水素を補給されます。
■今後の展望
リープヘルとフォーテスキューは、2022 年に提携が発表されて以来、ゼロエミッションの輸送トラックの開発に協力してきました。最近、両社は完全に統合された自律輸送ソリューションを共同開発および検証するための提携を発表しました。
Otranto(オトラント)は次のように述べています。
「今回のEuropaの導入は、リープヘル社との幅広い協力関係に基づいており、私たちはリープヘル社と協力し、完全に統合された自律走行車輸送ソリューションの開発と検証に取り組んでいます。このソリューションは、世界で初めてゼロエミッション車両で運用されることを目指しています。採掘の脱炭素化にはシステムソリューションが必要です。そのため、フリート管理システムとエネルギー管理を統合したこの新しいオペレーティングシステムは、炭素排出量の削減においてフォーテスキューにとって画期的なものとなるでしょう。」
ニュースリリース
*リリース内容から「ですます調」で表記しています。