・全社売上高は0.4%増の477億円
また、素材事業では、金属部門および電子部門は減収減益、化成品部門は増収増益となり、全体では減収減益となった。不動産事業は増収増益となった。営業外収益に受取配当金4億84百万円ほかを計上した結果、経常利益は、 31億30百万円(同26.6%減)となった。税金費用7億74百万円を計上し、親会社株主に帰属す る四半期純利益は、22億58百万円(同7.2%減)となった。
第1四半期の我が国経済は、雇用・所得環境が改善する中 で、各種政策の効果もあって、景気は緩やかに回復した。企業収益は全体として改善している。一方、欧米 における高い金利水準の継続に伴う影響、中国経済の先行き懸念やウクライナおよび中東地域をめぐる情勢など、 海外経済の減速が我が国の景気を下押しするリスクとなっている。
■機械事業の業績
<産業機械>
産業機械部門の売上高は、48億47百万円(前年同期比106.4%増)、営業損失は、2億17百万円(前年同期は△4百万円)となった。売上高については、マテリアル機械は、本体の出荷増および砕石プラン トの出来高増により、増収となった。コントラクタ事業は、橋梁の飯沼川高架橋や鷹栖第一橋ほか2橋などに ついて、出来高に対応した売上高を計上し、増収となった。営業利益については、マテリアル機械においてプ ラント工事の遅延等に伴う追加原価の発生があり、損失計上となった。
<ロックドリル>
ロックドリル部門の売上高は、88億75百万円(前年同期比5.1%減)、営業利益は、8億46百万円(同12.0%減)となった。国内については、油圧クローラドリルおよびトンネルドリルジャンボ本体 の出荷減により、減収となった。海外については、北米における油圧クローラドリルの販売増に加え、円安に よる増収効果もありましたが、北米での油圧ブレーカの需要が一服したことにより、減収となった。
<ユニック>
■連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
業績予想については、2024年5月13日に公表した業績予想(下記)を据え置いた。
2025年3月期通期業績予想は、売上高1,877億円(前期比0.3%減)、営業利益87億円(同2.1%増)となる見込み。うち機械事業部門は877億円(同6.8%増)の見込み。