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日本触媒、インドネシア子会社で高吸水性樹脂(SAP)製造設備増設、1億1,000万ドル投資

・アジア圏内の紙おむつ需要に対応

㈱日本触媒(大阪市中央区)は7月30日、同日開催の取締役会において、インドネシア子会社PT. NIPPON SHOKUBAI INDONESIAでの高吸水性樹脂製造設備(年産5万トン)の増設を決議したと発表した。

■背景および投資目的
 日本触媒のコア事業のひとつである高吸水性樹脂(以下、SAP)は、紙おむつの原料としてグローバルで需要が堅調に伸びており、特に人口増加が見込める地域においてはさらに旺盛な市場伸長が見込まれている。

 日本触媒グループのインドネシア子会社PT. NIPPON SHOKUBAI INDONESIA(以下「NSI」)においては2023年4月にSAPの原料でもあるアクリル酸(以下「AA」)の製造設備を10万トン/年増強し(増強後AA生産能力24万トン/年)、AAからSAPを一貫生産する強みを活かしてアジア圏内の旺盛なSAP需要の伸びに対応するため、NSIにてSAPの増設を行うことが最適であるとの判断に至った。一方で、姫路のSAPプラントの内、生産性の低い旧型設備については、今後、必要に応じて停止措置を行うことで、日本触媒グループでの全体最適を図っていく。

<投資の内容>
生産能力:SAP 5万トン/年
(既存能力9万トン/年と合わせて計14万トン/年の生産能力となる)
時期:2027年1月末完工、2027年7月商業運転開始
場所:NSI既存敷地内
設備投資金額:約110百万米ドル

<NSIの概要>
設立:1996年8月
所在地:インドネシア共和国バンテン州チレゴン市(本社および工場)
代表者名:𠮷本 進一郎
事業内容:アクリル酸およびアクリル酸エステル、高吸水性樹脂の製造・販売
資本金:120百万米ドル(払込資本金) 日本触媒99.9%出資
従業員数:448名(2024年3月末現在)
ウェブサイト https://shokubai.co.id/https://shokubai.co.id/

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