Konecranes (コネクレーンズ):2024年7月29日
2024年第1四半期、ドイツのAlgeco (アルジェコ)は、モジュラービルの建設に使用される特殊コンテナの取り扱い用に改良型スプレッダーを装備したコネクレーンズ社製E-VER電動フォークリフト5台を発注しました。フォークリフトは2024年第3四半期にパーダーボルンとシュトックシュタットのアルジェコ社の施設に納入される予定です。
アルジェコのフリートおよびロジスティクスマネージャー、Dominik Jungmann (ドミニク・ユングマン)氏は次のように述べています。
「当社のモジュラー建築コンセプトは持続可能性を基本としているため、排出量を最小限に抑えるよう常に努めてきました。当社が発注したコネクレーンズの E-VER は、他のコネクレーンズ製フォークリフトの完全電動バージョンであり、同様の高性能を発揮し、生産性をさらに向上させると確信しています。」
コネクレーンズ社リフトトラック営業マネージャーの Hans-Jürgen Haupt (ハンス・ユルゲン・ハウプト)氏は次のように述べています。
「アルジェコはすでにコネクレーンズの12トンフォークリフト23台を運用しており、今回の新規受注は、すべて電気駆動のE-VERが特殊用途で強力かつ多用途であることを証明しています。当社の技術と専門知識がアルジェコ社の事業拡大に貢献できることを嬉しく思います。」
注文は、完全電動式ドライブラインと12トンの積載能力を持つコネクレーンズの E-VER 12-1200Cフォークリフト5台です。各機械は、7トンのモジュラーコンテナを最大3段まで積み上げる際に安定性を保つために、反転フォーク、強化マスト、標準フォークリフトよりも大きなカウンターウェイトで特別に改造されています。ホイールベースが短いため旋回半径が小さく、狭いスペースでも非常に機動性があります。特別にカスタマイズされたスプレッダーは、長さ2.9~6.1メートル、幅2.2~2.8メートルのコンテナを扱います。
リチウムイオン電池パックは、高いエネルギー効率、急速充電、排気ガスゼロを実現します。熱やオイルがなく、可動部品も少ないため、電動フォークリフトはメンテナンスの必要性が少なく、化学廃棄物も少なくなります。重量配分が最適化されているため、荷物の有無にかかわらず、スムーズな操作、簡単な操縦性、高速加速が保証されます。迅速な診断と信頼性の高い機能のための多数のセンサーにより、運転者は快適で全方向のクリアで遮るもののない視界を実現する人間工学に基づいたキャビンから、すべての荷物を安全かつ効率的に移動することに集中できます。ジョイスティックにより、マストとスプレッダーを直感的に制御できます。また、トラックの速度は、一般的な操作では時速 10 km、5 メートルを超えるリフトでは時速 5 km に制限されているため、忙しい建設現場の予測できない状況でも常に安全性と安定性が確保されます。
この注文は、顧客の二酸化炭素排出量を削減しながら、当社の製品とサービスのポートフォリオによって達成できる環境への有益な影響、つまりハンドプリントを増やすというコネクレーンズのビジョンであるエコリフティング™の一環です。環境最適化ディーゼル駆動からハイブリッド化、完全電動化車両まで、当社は少ない資源でより多くの成果を上げ続けます。
顧客重視と事業成長および継続的な改善への取り組みにより、コネクレーンズはマテリアルハンドリング業界のリーダーとなっています。これは、デジタル化とテクノロジーへの投資、そして経済の脱炭素化と循環性と安全性の向上を実現するソリューションによってマテリアルフローの効率化を図る当社の取り組みによって支えられています。
■ Konecranes(コネクレーンズ)について
コネクレーンズ はマテリアル ハンドリング ソリューションの世界的リーダーであり、複数の業界の幅広い顧客にサービスを提供しています。当社は、より安全で生産性が高く持続可能な方法を常に見つけられることを知っているため、日々の改善から最も重要な瞬間の画期的な進歩に至るまで、一貫して業界のベンチマークを設定しています。だからこそ、50 か国以上に約 16,600 人の専門家を擁する コネクレーンズ は、世界が必要とするものを持ち上げ、扱い、移動させるという信頼を得ています。 2023年のグループ売上高は合計 40億ユーロとなりました。コネクレーンズの株式はナスダック・ヘルシンキに上場されています(シンボル:KCR)。
ニュースリリース
*リリース内容から「ですます調」で表記しています。