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HD現代建機 、24年4〜6月売上は17%減の853(十億)ウォン

 HD Hyundai Construction Equipment (HD現代建機 ):2024年7月25日
(*1ウォンは0.11円)

 HD現代建機は7月25日、2024年第2四半期(4~6月)の業績を発表した。それによると、第 2四半期の売上高は前年同期比17%減の853(十億)ウォン、営業利益は同39%減の58.6(十億)ウォン 、最終利益は同55%減の30.6(十億)ウォンとなった。

 以下、同社の2024年第2四半期レポートより抜粋。1 ウォンは約0.11円。

 HD現代建機2024年第2四半期データ

■第 2四半期の概況
 建設機械は、インドとブラジルでは好調な業績だったものの、先進国市場での需要低下と新興国市場での購買力の低下により、売上は前年比で減少しました。産業用車両は、北米市場における継続的な強い需要により、業績は改善しました。部品売上は安定を維持しました。

■地域別売上概況
 新興市場は、①米ドル高による購買力の低下と ②ロシアに対する経済制裁の影響を受けました。
 北米は、建設支出の減少 + 市場動向の鈍化によるディーラーの在庫調整が継続したました。
 インドは、モディ首相の 3 期目により成長の勢いを確保。欧州は、金利引き下げの遅れによる需要の継続的な弱さ。ブラジルは、地域経済の成長と新製品ラインアップの発売による好調な業績。韓国は、国内市場の低迷による需要の減少。中国は、ミニショベルと MEX ミニホイールショベルによる需要は増加しました。

■市場概況と見通し
 北米/欧州は、金利引き下げの遅れにより需要は引き続き低迷していますが、上半期のディーラー在庫調整を踏まえると、下半期には需要の弱さのレベルが若干改善すると予想しています。
 2024年下半期の売上は、小売プロモーションの強化により、2024年上半期に比べて改善する見込みです。2024年第2四半期の売上は、事前のリスク管理により減少しました。ただし、小売プロモーションの影響により、下半期には徐々に回復すると予想しています。また、高付加価値アタッチメントの売上貢献の増加に伴い、収益性も向上すると予想しています。

 インド/ブラジルについては、インドは、インフラ投資政策が市場と収益の成長を牽引。モディ政権下でインフラ投資に関わる主要関係者が留任しているため、インフラに関する政策は維持される可能性が高い。

 ブラジルは、市場環境は厳しいが、製品ポートフォリオの多様化により売上は増加する見込み。海外子会社の企業運営の基礎が改善したことにより、市場を上回る売上成長が継続します。

 新興市場の需要は、継続的に減速します。昨年の高ベースと高金利により需要は引き続き低迷しましたが、AF/CISの需要は若干増加します。ロシアに対する経済制裁が発効します。

 新興市場では、販売網の強化による売上獲得を図ります。チリとメキシコの支店が営業開始(チリは7月、メキシコは9月)します。
販売網の整備によるアフリカでの展開を拡大し、中国企業の市場参入に対応するため、コスト効率の高い機械を開発します。

 詳細は、2024年第2四半期レポート(IR ページ)
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。

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