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共英製鋼、米国拠点に約345億円の設備投資、製鋼工場の新設と圧延工場設備の一部を改造

 共英製鋼は7月19日、同日開催の取締役会において、米国拠点で連結子会社であるVinton Steel LLC(以下、ビントン・スチール社)の製鋼工場の新設および圧延工場設備の一部改造について、設備投資の基本計画を決定したと発表した。

■設備投資の目的
 共英製鋼は、中期経営計画「NeXuSⅡ 2026」(2024~2026年度)において、「世界3極体制」のウエイトシフトによる収益力強化を最優先課題とし、特に、 「北米事業の強化」を目的とした設備投資計画について、その実現に向けた検討を進めてきた。また、ビントン・スチール社は設備老朽化が課題となっており、今回、設備老朽化への対応と設備能力増強を目的として、 製鋼工場の新設および圧延工場設備の一部改造を実施することで、生産性の改善による大幅なコスト削減および生産量・出荷量の拡大を図り、収益改善・安定化を目指す。

 なお、今後詳細設計を行い、設備投資内容についてはさらに検討を進める。

<設備投資計画の概要>
① 設備投資:製鋼工場新設、既存圧延設備一部改造
② 生産能力:年産30万ネットトン
③ 総投資額:約230百万米ドル(約345億円 150円/ドル換算)
④ 生産品目:鉄筋棒鋼、鉄球用丸鋼

<今後の予定>
① 工事開始:2024年12月
② 稼働開始:2027年1月

<当該会社の概要>
名称:Vinton Steel LLC
所在地:米国テキサス州
代表者:社長 北田 正宏(共英製鋼株式会社 取締役・常務執行役員)
事業内容:鋼材の製造・販売(鉄筋棒鋼、鉄球用丸鋼)
資本金:48百万米ドル
設立年月:1962年(共英製鋼株式会社による子会社化は2016年)
出資比率:KYOEI STEEL AMERICA LLC* 100%

KYOEI STEEL America LLC は、共英製鋼が100%出資する米国での鉄鋼事業統括会社です。

 ニュースリリース

 

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