森永製菓(東京都港区芝浦)は7月16日、米国における「HI-CHEW」(ハイチュウ)生産体制強化のため、森永アメリカフーズでの第2工場建設を決定したと発表した。
米国における「HI-CHEW」は、様々な販売の取り組みやブランド認知拡大の施策により、2018年度より毎年20%を超える著しい成長を遂げ、2023年度の米国事業の売上高は約190億円の規模となった。
米国のノンチョコレートキャンディ市場※1は今後も継続した成長が予測されているなか、「HI-CHEW」は市場を上回る成長を見据えている。一層の販売努力やマーケティング活動、魅力的な商品開発を推し進めるうえで、生産拠点の増強による安定した商品供給が必要と判断し、今回の決議に至った。
森永アメリカフーズは、2015年より操業を開始し、米国における「HI-CHEW」の生産拠点としての役割を担っている。同工場の敷地内に米国第2工場を増設し、「HI-CHEW」製造ラインを新設することにより、供給体制の強化と生産効率化を推進する。
<森永アメリカフーズ(株)第2工場概要>
所在地 :米国ノースカロライナ州オレンジ郡メベイン市
工場規模:鉄骨造 延床面積12,322㎡
投資額:約136百万US$(建物・製造設備等、約196億円)
工事着工:2024年10月(予定)
竣工 :2026年 6月(予定)
稼働開始:2027年 1月(予定)
※1 グミ、ソフトキャンディ、ハードキャンディ、錠菓、キャラメル等のキャンディ類の市場