ABB :2024年6月18日
・ABBとSAMSUNG E&A(以下、サムスンE&A)が産業建設向け自動化工場で提携
・ABBロボットが産業建設プロジェクト向けプレハブモジュールの組み立てを自動化
・主要な生産タスクを自動化することで、安全性と持続可能性をサポートし、生産性と品質を向上させる
ABBロボティクスの産業ビジネスラインマネージングディレクター、Craig McDonnell(クレイグ・マクドネル)氏は次のように述べています。
「生産性の向上と持続可能性は、エンジニアリング、調達、建設(EPC)業界が現在直面している2つの差し迫った課題です。建設部門は世界の廃棄物全体の約3分の1を占めていると推定されており、自動化は生産中のエラーを削減することで大きな改善の機会を提供します。当社のロボットは、正確で柔軟性があり、一貫したパフォーマンスを実現し、サムスンE&A がスマート ショップを使用して、より短時間でより多くの部品を生産し、品質を向上させ、廃棄物の削減を通じて持続可能性を高めることで生産性を向上させることを可能にします。」
以前はサムスン・エンジニアリングとして知られていたサムスンE&Aは、再生可能エネルギーへの移行、石油・ガス処理、製油所、石油化学、環境、工業、バイオプラントなど、エネルギー分野にわたる専門知識を備えたトータルソリューションプロバイダーです。自動化されたスマートショップを設立することで、同社はグローバルサプライチェーンを革新し、建設業界における自動化の導入を促進することを目指しています。
この提携により、ABB のロボットが切断、溝入れ、溶接などの作業を実行し、パイプ部品や支持構造物の無人製造が可能になります。来年には、第 2 フェーズとして、ABB が自動鉄筋組み立て用のロボットも供給する予定です。
サムスンE&Aのスマートオートメーションチーム責任者、Bryan (S.Y) Lee (ブライアン(S.Y)リー)氏は次のように述べています。
「EPC業界では、スキル不足が深刻化し、より高い品質と短いリードタイムが求められています。溶接や持ち上げなどの重作業の自動化にロボットを使用することは、理想的な解決策となります。自動化された工場で生産を行うことで、当社のスマートショップは、EPC プロジェクトの実行の競争力を高め、パイプおよび鉄骨構造物の製造業界にプラスの影響を与えることができます。」
■ ABB Robotics & Discrete Automation (ABB ロボティクス&ディスクリート・オートメーション)について
ABB ロボティクス&ディスクリート・オートメーションは、世界有数のロボットおよび機械自動化サプライヤとして、ロボット、自律移動ロボット、機械自動化ソリューションを網羅する包括的かつ統合されたポートフォリオを持つ唯一の企業です。これらのソリューションは、当社の価値創造ソフトウェアによって設計および調整されています。当社は、自動車からエレクトロニクス、物流まで、あらゆる規模と分野の企業がより回復力、柔軟性、効率性を高めるお手伝いをします。ABB ロボティクス&ディスクリート・オートメーションは、未来のコネクテッド ファクトリーへの移行においてお客様をサポートします。この事業分野では、約 53 か国の 100 を超える拠点で約 11,000 人の従業員を雇用しています。go.abb/robotics
ニュースリリース
*リリース内容から「ですます調」で表記しています。