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加藤製作所、インドで合弁会社設立、現地企業と提携へ

 ㈱加藤製作所は6月20日、インド最大手のクレーン製造・販売企業である Action Construction Equipment Ltd.(以下、ACE 社)とインド国内での合弁会社設立に向けた協議を進めており、条件面で合意に至り次第、2社間で正式契約を結ぶ予定だと発表した。

 加藤製作所は 2022 年度を初年度とする 3 ヵ年の中期経営計画に掲げた「収益性の強化・将来の基盤構築」の一環として海外事業ポートフォリオの抜本的な見直しに向け、現在取組んでいる。2023 年 12 月 8 日公表の 「組織の新設および人事異動に関するお知らせ」及び 2024 年 5 月14 日公表の「中国におけるミニショベル 事業の見直しについて」で記載のとおり、加藤製作所が新たな主要市場として進出を検討しているインドにおいて事業参入の確度が高まったことを受け、2024 年 1 月にインド事業準備室を本社内に新設し以降、ACE 社と業務提携に向けた協議を重ねてきた。

 インドは足元で中国を抜き、世界最大の人口大国に成長。当面はさらなる人口増が続くと見込まれており、今回の取組みが軌道に乗ることにより、インド国内の旺盛な建設機械需要を継続的に取込むことが可能となる。

 当該合弁会社では、現在 ACE 社が保有する中・大型クレーン(主にトラッククレーン、クローラクレーン、 ラフテレーンクレーン)事業を承継し、まずはインド国内販売向けに移動式クレーンの生産を開始する予定 。

 また、将来的には加藤製作所が培ってきた技術を同社の製品開発に活かし、付加価値を高めた製品群の市場導入も視野に入れており、当該合弁会社を起点にアジア・中東の周辺諸国など加藤製作所がこれまでアプローチできて いなかった新たな顧客層の獲得に繋げていく。

 今後、合弁会社設立に向けた準備を ACE 社と進めていくとともに、同事業が中長期的な加藤製作所収益の柱として確実に成長していくよう事業基盤の整備に努めていく。
なお、会社の設立を含め、具体的な事業計画については、詳細が決定次第、適宜公表をしていく。

<パートナー企業の会社概要>
会社名:Action Construction Equipment Ltd.(ACE)/
本社所在地:Haryana,India
設立日:1995年1月13日
代表者:Mr.Vijay Agarwal
資本金:227 百万ルピー
売上高:29,877 百万ルピー (2024 年 3 月期)
事業内容:クレーン、建設機械、農業機械等の製造・販売
上場市場:ボンベイ証券取引所、インド国立証券取引所
H P:https://www.ace-cranes.com/

 ニュースリリース

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