㈱荏原製作所は6月13日、佐賀県武雄市の高橋排水機場（以下：本機場）の排水ポンプ3台の改造工事を実施したと発表した。排水量を従来比約1.2倍に向上させたことにより、本機場は九州地方最大級の総排水能力（61m3/sec）になった。
■背景
本機場は1秒間に約50トンの排水能力をもつ大規模な施設だが、2019年、2021年に発生した豪雨の影響で河川の氾濫による浸水被害を受けたため、国による緊急治水対策プロジェクトのもと、2021年から3年をかけて排水能力増強のためのポンプ設備改造工事を進めてきた。
■概要
今回の工事では、既存設備を活かしポンプの回転速度を増すことで、総排水量の増量を実現した。毎年ポンプを1台ずつ千葉県の富津工場に持ち帰り整備を行い、また減速機の取替も実施した。整備・改造工事は水量が少ない非出水期に実施することで、本機場の稼働に影響なく安全に竣工を迎えた。
詳細は、ニュースリリース