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日立建機、ゼロ・エミッションの施工現場を協創する研究拠点「EV-LAB」の開所式を開催

 日立建機は5月27日、施工現場のゼロ・エミッション実現に向けて、顧客、パートナーと協創する研究拠点「ZERO EMISSION EV-LAB」(以下、EV-LAB)の開所式を開催したと発表した。

 開所式には、いすゞ自動車の南 真介代表取締役 取締役社長COOや伊藤忠商事の都梅博之代表取締役 副社長執行役員、九州電力の倉山功治コーポレート戦略部門インキュベーションラボ リチウムイオン蓄電池製造・販売事業 システムインテグレーターをはじめ、EV-LABに設置する製品のパートナー、施工関係者が参加し、開所式を行った。

 開所式で先崎正文執行役社は、「私たちは電動事業のビジネスモデルを実証するため、EV-LABを立ち上げました。コンセプトは、世界でもいち早く電動化が進んでいるノルウェー王国・首都オスロの建設現場の再現です。EV-LABに設置した電動の建設機械・機材を活用し、充電から使用のサイクルのデジタルツインの実現を通し、可視化、特にお客さまの施工現場を起点にした電力マネジメントなどに対する新たなソリューションの開発に取り組んでまいります。」と挨拶した。

 「ZERO EMISSION EV-LAB」には、電動の建設機械・機材が稼働する現場を再現したデモエリアと、意見交換して新たなアイデアを生み出すコミュニケーションエリアを設けている。デモエリアには、日立建機グループのバッテリー駆動式電動ショベル(5t・8t・13t)に加え、可搬式充電設備や電動クローラキャリア、小型EVトラックなど建設機材を設置する。コミュニケーションエリアには、ゼロ・エミッション施工現場の再現動画やパネルを展示し、世界中の顧客やパートナーと新しいソリューションを開発できる場としている。

 また、伊藤忠商事、いすゞ自動車、九州電力などが参画し、今後、EV-LABを活用するパートナーとして、共にビジネスモデルの確立を推進していく。

 日立建機グループは、今後も顧客、ビジネスパートナーと共に、建設現場全体のゼロ・エミッション実現に向けて取り組みを加速していく。

■「ZERO EMISSION EV-LAB」概要
名称:ZERO EMISSION EV-LAB(ゼロ・エミッション・イーヴイ・ラボ)
開設日:2024年5月27日
所在地:千葉県市川市本行徳2554-6
敷地面積:1,654m2(500坪)
主な機能:デモエリア、コミュニケーションエリア
設置する機材(予定):バッテリー駆動式電動ショベル、可搬式充電設備、小型EVトラック、電動クローラキャリアなど

 ニュースリリース

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